1.スバルセレクトモニターを使用したABS車輪速度センサーの出力点検1) スバルセレクトモニターの「現在のデータ表示・保存」を選択する。2) スバルセレクトモニターデータ表示モードの不具合のある車輪に一致するABS車輪速度センサー出力を読取る。 | ホイールが直進状態で、加速または減速時、画面に表示されるスピードはスピードメーターに表示されているものと同じように変化するか? | | |
2.コネクターの接触不良点検イグニッションスイッチをOFFにする。 | VDCCU&H/UとABS車輪速度センサー間のコネクターに接触不良があるか? | コネクターを修理する。 | |
3.信号ノイズの原因確認カーフォン、無線機等の電波使用機器、電子機器が正しく取付けられているか確認する。 | カーフォン、無線機等の電波使用機器、電子機器は正しく取付けられているか? | | 電波使用機器、電子機器を正しく取付ける。 |
4.信号ノイズの原因確認ノイズの原因となるもの(アンテナ類)が、センサーハーネスの近くに取付けられているか確認する。 | ノイズの原因となるものは取付けられているか? | ノイズの原因となるものをセンサーハーネスから離して取付ける。 | |
5.VDCCU&H/Uの点検1) すべてのコネクターを接続する。2) メモリーを消去する。3) 点検モードを実施する。4) DTCを読取る。 | 同じDTCが表示されるか? | VDCCUのみを交換する。 | |
6.その他のDTCの検知確認 | その他のDTCが表示されるか? | DTCに従って診断を行う。 | 一時的なノイズの影響によるものである。 |
7.ABS車輪速度センサーの取付け点検 | ABS車輪速度センサー取付けボルトは、7.5 N·m (0.76 kgf-m, 5.5 ft-lb) で締付けられているか? | | ABS車輪速度センサー取付けボルトを締付ける。 |
8.ABS車輪速度センサーの信号点検1) ABS車輪速度センサーを取付ける。2) オシロスコープを準備する。3) ABS車輪速度センサーを点検する。 | タイヤを回転させたとき、オシロスコープのパターンは図に示すような波形であるか?また、タイヤをゆっくり等速で1回転以上回転させたとき、オシロスコープに図に示すようなパターンが規則的に表示されるか? | | |
9.ABS車輪速度センサーまたは磁気エンコーダーの点検 | ABS車輪速度センサー先端部または磁気エンコーダーに異物が付着しているか?または、破損、損傷があるか? | 汚れは完全に取除く。また、破損、損傷がある場合は、ABS車輪速度センサー、または磁気エンコーダー(ハブユニットベアリング一体)を交換する。 | |
10.信号ノイズの原因確認カーフォン、無線機等の電波使用機器、電子機器が正しく取付けられているか確認する。 | カーフォン、無線機等の電波使用機器、電子機器は正しく取付けられているか? | | 電波使用機器、電子機器を正しく取付ける。 |
11.信号ノイズの原因確認ノイズの原因となるもの(アンテナ類)が、センサーハーネスの近くに取付けられているか確認する。 | ノイズの原因となるものは取付けられていないか? | | ノイズの原因となるものをセンサーハーネスから離して取付ける。 |
12.VDCCU&H/Uの点検1) すべてのコネクターを接続する。2) メモリーを消去する。3) 点検モードを実施する。4) DTCを読取る。 | 同じDTCが表示されるか? | VDCCUのみを交換する。 | |
13.その他のDTCの検知確認 | その他のDTCが表示されるか? | DTCに従って診断を行う。 | 一時的なノイズの影響によるものである。参考:この時点ではABS警告灯は点灯したままであるが、これは正常である。ABS警告灯を消灯させるには、車両を約12 km/h (7 MPH)以上で走行させなければならない。必ず車両を走行させて、警告灯が消灯することを確認する。 |