イグニッションシステム KF 車上点検 タント ムーヴ ピクシス
火花点検1
ダイアグコードを確認する。(要領は参照)
■ 注 意 ■
ダイアグコードを検出した場合、コード別トラブルシューティングを行う。
イグニッションコイルおよびスパークプラグを取りはずす。(要領は参照)
A263657
フューエルインジェクタのコネクター3個を切り離す。
スパークプラグをイグニッションコイルASSYに取り付けてコネクターを接続する。
スパークプラグをアースする。
A263658
クランキングしたとき、火花が飛ぶことを確認する。
■ 注 意 ■
スパークプラグの接地電極は、必ず六角部またはねじ部を接地させて点検する。
2秒以上エンジンをクランキングしない。
全気筒において火花点検を行うこと。
落下等、イグニッションコイルASSYに衝撃を与えた場合は、新品に交換する。
スパークプラグを落下させたり、強い衝撃を与えた場合は、新品に交換する。
正常に火花が飛ばない気筒がある場合は、以下の火花点検2を行うこと。
- 火花点検2
イグニッションコイルASSYのコネクターが確実に接続しているか点検する。
結果
結果
飛び先
NG
コネクターを確実に接続する
OK
次へ
イグニッションコイルASSY点検
点火しない気筒がある場合は、正常に点火する気筒のイグニッションコイルASSYを、正常に点火しないイグニッションコイルASSYと入れ替える。
クランキングしたときに、正常に点火するイグニッションコイルASSYを取り付けた気筒に、火花が飛ぶことを確認する。
結果
結果
飛び先
OK
イグニッションコイルASSYを交換する
NG
次へ
スパークプラグ点検
点火しない気筒がある場合は、正常に点火する気筒のスパークプラグを、正常に点火しないスパークプラグと入れ替える。
クランキングしたときに、正常に点火するスパークプラグを取り付けた気筒に、火花が飛ぶことを確認する。
結果
結果
飛び先
OK
スパークプラグを交換する
NG
イグニッション系統の点検を行う(要領は参照)
■ 注 意 ■
落下等、イグニッションコイルASSYに衝撃を与えた場合は、新品に交換する。
スパークプラグを落下させたり、強い衝撃を与えた場合は、新品に交換する。
- スパーク プラグ点検
■ 注 意 ■
イリジウム、白金チップに傷をつけない。
イリジウムチップを損傷する恐れがあるため、ギャップは目視点検で行う。
イリジウムプラグを使用しているため、ギャップ調整は行わない。
損傷がある場合は、新品のスパークプラグに交換する。
スラッジなどにより著しく汚れている場合は、新品のスパークプラグに交換する。
スパークプラグを落下させたり、強い衝撃を与えた場合は、新品に交換する。
新品のスパークプラグに交換する場合は、先端保護用にかぶせてあるキャップはエンジンに取り付けるまではずさない。
目視点検
エンジンを始動する*。
高回転(4000r/min)で加減速レーシングを5回行う*。
■ 注 意 ■
*: P0300(失火検出)系のダイアグコードが出力している場合は行わない。
スパークプラグを取りはずす。(要領は参照)
A100633
スパークプラグの電極部(イリジウムチップ、プラチナチップ)、ねじ山および絶縁体の損傷を点検する。
基準
損傷がない
□ 参 考 □
損傷がある場合は、スパークプラグを交換する。
メーカー
プラグ型式
DENSO
SXU22HPR11
NGK
ILKR7F11
A193077J10
プラグギャップを点検する。
イラスト内指示文字
*1
イリジウムチップ
*2
プラチナチップ
使用済みプラグのプラグギャップ限度値
1.3mm(参考値)
□ 参 考 □
新品プラグのプラグギャップ: 1.0 to 1.1mm(参考値)
限度を超える場合は、イリジウムチップが消耗しているためスパークプラグを交換する。
スパークプラグを取り付ける。(要領は参照)