タイミングチェーン取外し エブリィ ワゴン DA17W キャリィ
スズキ アルトワークス HA36S エブリィ ワゴン DA17W スーパー キャリィ DA16T クロスビー MN71S ジムニー シエラ ノマド JB64W JC74W JB74W スイフトスポーツ ZC33S スペーシア カスタム Z ギア MK94S MK42S MK54S ソリオ バンディット MAD7S ハスラー ワイルド MR52S フロンクス WEB3S ラパン LC HE33S ランディ ZWR95 SC27 ワゴン R カスタムZ スマイル スティングレー MH55S MX91S
タイミングチェーン取外し
取外しはタイミングチェーン構成図を参照して行うが以下の点に注意する。icon
- オイルパンを取り外す。icon
- ウォータポンプを取り外す。icon
- リングギヤをマイナスドライバ等で固定し、クランクシャフトプーリボルトを取り外す。
- タイミングチェーンを取り付けるときのために、クランクシャフトを右に回してインテーク及びエキゾーストカムタイミングスプロケットの合マークとシリンダヘッド側合マークを合わせる(NA-VVT仕様はインテークカムタイミングスプロケットアッシの合マークをシリンダヘッド上面と合わせる。)。又キーとシリンダブロック側合マークをそれぞれ合わせる。(第1気筒を排気上死点に合わせる。)
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
注意:
- タイミングチェーンを外したときは、クランクシャフト及びカムシャフトを絶対に回さないこと。カムシャフトを回転させる必要が生じた場合は、クランクシャフトキー溝を真上より左に30°回した状態で行うこと。
- クランクシャフトプーリ及びインテークカムタイミングスプロケットアッシボルト(NA-VVT仕様)を脱着する場合は、タイミングチェーン、スプロケット等に負荷が掛からないようにすること。
タイミングチェーン点検
タイミングチェーン、クランクタイミングスプロケット、チェーンテンショナ、チェーンガイド
摩耗及び損傷がないか点検し、不具合がある場合は交換する。
テンショナアジャスタ
テンショナアジャスタのラッチを矢印方向(→)に押し、プランジャがスムーズ(←→)に作動するか点検し、不具合がある場合には交換する。
タイミングチェーン取付け
1)カムタイミングスプロケットの“△”マークが上に向く位置にする。
2)インテーク及びエキゾーストカムタイミングスプロケットの合マークとシリンダヘッド側の合マークを合わせる。NA-VVT仕様はインテークカムタイミングスプロケットアッシの合マークをシリンダヘッド上面と合わせる。
3)クランクシャフトのキー溝を上に向ける。
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
4)インテークカムタイミングスプロケット(インテークカムタイミングスプロケットアッシ)及びエキゾーストカムタイミングスプロケットの“△”マークとチェーンの青(又は銀)リンクを合わせて掛けた後、クランクタイミングスプロケットのスリットにチェーンの黄(又は銅)リンクを合わせてクランクシャフトに取り付ける。
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
5)タイミングチェーンガイドのチェーン摺動部にオイルを塗布しタイミングチェーンガイドボルトを規定トルクで締め付けた後、チェーン摺動部にオイルを塗布する。
締付トルク
: 9.0 N·m
6)テンショナアジャスタガスケット及びテンショナアジャスタを取り付ける。
注意:
- ガスケットは新品を使用すること。
参考:
- テンショナアジャスタは、プランジャを縮め約φ2mm位の針金等(ストッパ)で固定する。
締付トルク
: 11 N·m
7)チェーンテンショナにスペーサを取り付ける。
8)チェーンテンショナを取付け、ボルトを規定のトルクで締め付けた後、チェーン摺動部にオイルを塗布する。
締付トルク
: 25 N·m
9)タイミングチェーンの青(又は銀)リンクがインテークカムタイミングスプロケット(インテークカムタイミングスプロケットアッシ)及びエキゾーストカムタイミングスプロケットの“△”マーク、黄(又は銅)リンクがクランクタイミングスプロケットのスリットに合っているか再確認する。
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
10)タイミングチェーンテンショナリンクにパッドが付いていることを確認する。
11)テンショナアジャスタのプランジャとテンショナリンクのパッドを合わせながらタイミングチェーンテンショナリンクをチェーンテンショナに取り付け、ボルトを規定のトルクで締め付ける。
締付トルク
: 11 N·m
12)テンショナアジャスタのストッパを抜き、チェーンにオイルを塗布する。
13)インテークカムタイミングスプロケット(インテークカムタイミングスプロケットアッシ)及びエキゾーストカムタイミングスプロケットの合マークが合っているか、クランクシャフトのキー位置が真上を向いているか確認し、クランクシャフトを2回転させ、もう一度合マークが合っているか確認する。
参考:
- クランクシャフトは必ず2回転(720°)させること。1回転(360°)では合マークは合わない。
- カムタイミングスプロケット側の合マーク確認のもう一つの方法として、クランクシャフトのキー位置が真上に向き、各タイミングスプロケットの“△”マークが上に向く位置(第1気筒排気上死点)の場合にカムタイミングスプロケット後方より見たとき、外側の合マークがシリンダヘッド上面と一致しているか点検することにより確認できる。
- NA-VVT仕様はインテークカムタイミングスプロケットを後方より見たとき、合マークは外側にしかない。
- クランクシャフトを2回転させると、各スプロケットのマークと合わせて取り付けたタイミングチェーンの黄(又は銅)リンク、青(又は銀)リンクの位置は、それぞれの合わせた位置とずれるが正常である。
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
14)シリンダブロックにノックピンを取り付ける。
15)オイルギャラリカラーを取り付ける。
16)シリンダブロックとシリンダヘッドの合わせ面(図に示す箇所)にシーラントをヘラ等で擦り込むように塗布する。
指定材料
: シーラント 99000–31080–07B (スリーボンド1207B)
17)オイルポンプケース(タイミングチェーンカバー)の合わせ面を清掃し、シーラントを塗布する。
注意:
- シーラントがオイルギャラリに入らないようにすること。
- Oリングは新品を使用すること。
- オイルコントロールバルブのOリングの取付けを確認すること。
指定材料
: シーラント 99000–31080–17G (スリーボンド1217G)
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
18)オイルポンプケース(タイミングチェーンカバー)をオイルポンプインナロータとクランクタイミングスプロケットの二面幅が合うように取り付け、ボルトを規定のトルクで締め付ける。
注意:
- 図に示すボルト(*)には、プリコート剤が塗布してあるため、新品を使用すること。
締付トルク
M6ボルト : 11 N·m
M8ボルト : 25 N·m
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
19)NA-VVT仕様はオイルコントロールバルブ(OCV)を取り付け、ボルトを規定のトルクで締め付ける。
注意:
- ガスケットは新品を使用すること。
- ボルト、ナット及びスタットボルトには、プリコート剤が塗布してあるため、新品を使用すること。
締付トルク
: 11 N·m
20)オイルシールリップ部にオイルを塗布する。
21)クランクシャフトプーリを取り付け、リングギアをマイナスドライバ等で固定して、クランクシャフトプーリボルトを規定のトルクで締め付ける。
締付トルク
: 98 N·m
22)シリンダヘッドの図に示す箇所にシーラントを塗布する。
指定材料
: シーラント 99000–31080–07F (スリーボンド1207F)
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
23)シリンダヘッドカバーを取り付け、図に示す順にシリンダヘッドカバーボルトを2〜3回に分けて規定のトルクで締め付ける。
締付トルク
: 11 N·m
NA-VVT仕様
Mターボ仕様
24)オイルパンを取り付ける。icon
25)ウォータポンプを取り付ける。icon

HOME
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(NIS…
