ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス タント ムーヴ アトレーワゴン
フロントシートエアバッグLH点火回路は、エアバッグコンピュータASSYおよびフロントシートエアバッグASSY LHで構成されている。作動条件が満たされたとき、フロントシートエアバッグASSY LHが作動する。
フロントシートエアバッグLH点火回路(SFL+、SFL-ライン)にアース短絡が検出されたとき、エアバッグコンピュータASSYにダイアグコードB1827が記録される。
DTC No. | DTC検出項目 | 不具合箇所 |
---|
B1827 | エアバッグコンピュータASSY-フロントシートエアバッグASSY LH間W/HのSFL+、SFL-ラインのアース短絡 フロントシートエアバッグASSY LHの故障 エアバッグコンピュータASSYの故障 | フロアワイヤ フロントシートエアバッグASSY LH エアバッグコンピュータASSY |
回路図
点検手順
■ 注 意 ■IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)
□ 参 考 □再現手法を実施する場合、GTSを使用してチェックモードを選択してから行う。(要領は参照)
- バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
□ 参 考 □バッテリのマイナスターミナルを切り離す前に、IG OFFになっていることを確認する。
- エアバッグコンピュータASSYおよびフロントシートエアバッグASSY LHに接続されているコネクタの接続状態を点検する。
基準コネクタが正しく接続されていること
- エアバッグコンピュータASSYおよびフロントシートエアバッグASSY LHからコネクタを切り離し、各コネクタの端子の状態を点検する。
基準端子に変形または損傷がないこと
- フロアワイヤのターミナルショート機構付きコネクタのショートスプリングプレートの状態を点検する。
基準ショートスプリングプレートに変形または損傷がないこと
NG | フロア ワイヤ交換 |
|
OK | |
 | |
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
M16-1(SFL+) - ボデーアース
常時
1 MΩ以上
M16-2(SFL-) - ボデーアース
常時
1 MΩ以上
イラスト内指示文字 *1
フロントシートエアバッグASSY LH
*2
エアバッグコンピュータASSY
*3
フロアワイヤ
*a
車両ワイヤハーネスコネクタ前側
(フロントシートエアバッグASSY LH接続コネクタ)
NG | フロア ワイヤ交換 |
|
OK | |
 | |
- エアバッグコンピュータASSYにコネクタを接続する。
- ワイヤハーネス(線径0.5mm)を使用して、コネクタCのSFL+、SFL-端子間を短絡する。
■ 注 意 ■コネクタを短絡する際、ワイヤハーネスを無理に差し込まない。
- バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
イラスト内指示文字 *1
フロントシートエアバッグASSY LH
*2
エアバッグコンピュータASSY
*a
車両ワイヤハーネスコネクタ前側
(フロントシートエアバッグASSY LH接続コネクタ)
*b
ワイヤハーネス(線径0.5mm)

芯線部をねじる
次へ | |
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- IG OFFにする。
- IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
基準ダイアグコードB1827が出力されないこと
- IG OFFにする。
- バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
- コネクタCのSFL+、SFL-端子間の短絡を解除する。
OK | |
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- フロントシートエアバッグASSY LHにコネクタを接続する。
- バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
イラスト内指示文字 *1
フロントシートエアバッグASSY LH
*2
エアバッグコンピュータASSY
次へ | |
 | |
- IG OFFにする。
- IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
基準ダイアグコードB1827が出力されないこと
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