DTC P0420 触媒コンバータ性能劣化 ヴェゼル WR-V ZR-V

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DTC P0420:

触媒コンバータ性能劣化

•	故障診断を始める前に、フリーズ データおよびオンボード スナップショット情報をHDSに保存し、 故障診断の進め方 を確認する
•	品質の悪い燃料を使用した場合、DTC P0420が表示することがある
•	以下のDTCがDTC P0420と同時に表示した場合は、以下のDTCの故障診断を行い、その後にDTC P0420 の故障診断を行う
•	DTC P0137、P0138、P0139:セカンダリO 2 センサ
•	DTC P0141:セカンダリO 2 センサ ヒータ
•	DTC P0300、P0301、P0302、P0303、P0304:複数シリンダ失火、No.1－No.4シリンダ失火

1. 再現テスト 1-1 イグニッション スイッチをON（ II ）にする 1-2 HDSでDTCをクリアする 1-3 エンジンを始動し、ラジエータ ファンが2回作動した後、さらに無負荷3,000rpmで2分間以上暖機運転する 1-4 以下の条件で、テスト走行を行う • エンジン冷却水温70°C以上 • Dポジション • データ リスト内のCAT温度が600°C以上になるまで走行する • ATシステムのデータ リスト「トルク コンバータ伝達率（ETR）」が100%になっていることを確認しながら、 60km/h で 10秒間 以上のクルーズ走行を行い、アクセルを 10秒間 以上継続して全閉にする走行を3回繰返し、その後、 40km/h－ 60km/hまで約10秒間かけて緩やかに加速をして、そのまま60km/hのクルーズ走行を 4分 以上行う 1-5 DTCメニュー内、DTC P0420のOBDステータスをHDSで確認する

◆ 条件外が表示されているか

YES	-	このステップの-4に戻り再診断を行う
NO	-	ステップ 2 へ進む

1. 再現テスト 2-1 DTCメニュー内、DTC P0420のOBDステータスをHDSで確認する

◆ 故障判定か

YES	-	ステップ 3 へ進む
NO	-	• 正常判定の場合は、一時的な触媒コンバータの異常 • 実行中の場合は、結果が表示されるまでテスト走行を続ける

1. 触媒コンバータの交換と修理後の点検 3-1 イグニッション スイッチをOFFにする 3-2 触媒コンバータを交換する 3-3 イグニッション スイッチをON（ II ）にする 3-4 HDSでPGM-FI ECUをリセットする 3-5 アイドリングの学習を行う 3-6 エンジンを始動し、ラジエータ ファンが2回作動した後、さらに無負荷3,000rpmで2分間以上暖機運転する 3-7 10分停車せずに速度を変化させながら走行する 3-8 データ リスト内のCAT温度をHDSで確認する

◆ OKが表示されているか

YES	-	ステップ 4 へ進む
NO	-	このステップの-7に戻り再診断を行う

1. 修理後の点検 4-1 以下の条件で、テスト走行を行う • エンジン冷却水温70°C以上 • Dポジション • データ リスト内のCAT温度が600°C以上になるまで走行する • ATシステムのデータ リスト「トルク コンバータ伝達率（ETR）」が100%になっていることを確認しながら、 60km/h で 10秒間 以上のクルーズ走行を行い、アクセルを 10秒間 以上継続して全閉にする走行を3回繰返し、その後、 40km/h－ 60km/hまで約10秒間かけて緩やかに加速をして、そのまま60km/hのクルーズ走行を 4分 以上行う 4-2 DTCメニュー内、DTC P0420のOBDステータスをHDSで確認する

◆ 条件外が表示されているか

YES	-	このステップの-1に戻り再診断を行う
NO	-	• 正常判定の場合はステップ 5 へ進む • 実行中の場合は、結果が表示されるまでテスト走行を続ける • 故障判定の場合は、品質の悪い燃料が使用されていないか点検し、ステップ 1 に戻り再診断を行う

1. 修理後の点検 5-1 DTCメニュー内のテンポラリDTCまたはDTCをHDSで確認する

◆ テンポラリDTCまたはDTCは表示されているか

YES	-	テンポラリDTCまたはDTCが表示された場合は、表示されたDTCの故障診断を行う
NO	-	故障診断完了