DTC C2311 HV ECU通信線異常 エスクァイア エスティマ ヤリス

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トランスミッションコントロールコンピュータASSY(P制御ECU)はPポジションスイッチ信号をパワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV 機能)から受信し、電流制御によりパーキングロックモータを駆動させ、Pポジション固定←→Pポジション解除の切り替えを行っている。パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV 機能)とトランスミッションコントロールコンピュータASSY(P制御ECU)間の通信異常を検出した場合に、トランスミッションコントロールコンピュータASSY(P制御ECU)はダイアグコードを出力する。

DTC No.DTC検出条件点検部位
C2311IG ON時(IG回路の異常を検出していない)、パワーマネジメントコントロールコンピュータからの信号を受信できない(PCON端子回路の断線または短絡)またはパワーマネジメントコントロールコンピュータからのパルス信号異常を2秒以上継続トランスミッションコントロールコンピュータASSY
パワーマネジメントコントロールコンピュータ
ワイヤハーネスおよびコネクター

回路図

C223025J02

点検手順

手順1トランスミッションコントロール コンピュータASSY点検

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をオシロスコープ機能にセットする。
  2. IG ONにする。
  1. SST(TaSCAN)を使用して、波形を測定する。
    項目
    内容
    測定端子
    B22(PCON) - B1(E1)
    計器セット
    5V/DIV.、20ms/DIV.
    条件
    IG ON
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター接続状態
    (トランスミッションコントロールコンピュータASSY)
    *2
    波形
    基準図の波形が測定できる
    □ 参 考 □
    1. コネクターは接続した状態で点検する。
  2. IG OFFにする。

NG
手順 2 へ
OK
トランスミッションコントロール コンピュータASSY交換 (要領は  参照)  

手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(トランスミッションコントロールコンピュ-タASSY - パワーマネジメントコントロールコンピュータ)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターBを切り離す。
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
  1. SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    B22(PCON) - B22(PCON)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    B22(PCON)またはB22(PCON) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (トランスミッションコントロールコンピュータASSY接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  3. トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  
DTC C2311 HV ECU通信線異常 トヨタ

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