DTC U1002 サブネットワーク通信異常(パワマネゲートウェイ1)

(周辺監視バス) ヤリスクロス プリウス PHV α カローラクロス トヨタ カムリ スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プロボックス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー ヴォクシー ヴェルファイア アルファード ノア アクア シエンタ C-HR GR86 ハイブリッド RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマ

1002パワーマネジメントコントロールコンピュータに接続記憶があるすべてのECUからのデータが受信不能CAN No.2バス本線断線または短絡
CAN No.2バス支線断線または短絡
ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)の内部断線または短絡
パワーマネジメントコントロールコンピュータ電源異常
パワーマネジメントコントロールコンピュータ内部異常
ドライビングサポートコンピュータ内部異常
シートベルトコントロールコンピュータ内部異常
パーキングアシストコンピュータ内部異常

回路図

点検手順

■ 注 意 ■CANバスの抵抗値を測定する場合は、IG OFFにしてキー抜き忘れウォーニングシステムなどの警告機能が作動していないことを確認し、キー操作、スイッチ操作、ドア開閉をせずに1分以上放置してから測定を開始する 点検中、ドアを開ける必要がある場合はあらかじめ開けておく
□ 参 考 □

  1. 各コネクターを点検する際、コネクターを切り離す前にコネクターケースを接続方向に押し、かん合のゆるみ、抜けが発生していないことを確認する
  2. コネクターを切り離した際、コネクター端子およびコネクターケースに破損、変形、腐食などがないことを確認する

手順1CANバス点検(不具合現象確認)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IG OFFにする
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ
    *2
    コネクターC
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    不具合現象
    C34(CA2H) - C35(CA2L)
    IG OFF
    (通信停止中)
    54 to 69Ω
    54Ω未満: 線間ショート
    70Ω以上: 本線断線
    C34(CA2H) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    200Ω未満: GNDショート
    C35(CA2L) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    200Ω未満: GNDショート
  2. バッテリーマイナスターミナルを切り離す
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    不具合現象
    C34(CA2H) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上
    6kΩ未満: +Bショート
    C35(CA2L) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上
    6kΩ未満: +Bショート

結果

結果飛び先
OKA
NG(本線断線)B
NG(線間ショート)C
NG(+BショートまたはGNDショート)D

B
手順 4 へ

C
手順 6 へ

D
手順 10 へ
A

手順2CANバス線間ショート点検(パーキングアシストECU支線点検)

□ 参 考 □レーダークルーズコントロールシステム付き車は次の手順に進む

  1. パーキングアシストコンピュータの支線およびECU電源を点検する (要領は参照)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順3ダイアグノーシスコード再確認

SST09991-70201  

  1. パワーマネージメントコントロールコンピュータのダイアグコードを消去する
  2. イグニッションスイッチをOFF→ONし、再度ダイアグコードを確認する
    基準点検結果
    飛び先
    バス異常コードU1002を出力する
    A
    その他の異常コードを出力する
    B

B
該当フローチャートへ
A
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順4CAN バス本線断線点検(パワーマネジメントコントロールECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータの車両ワイヤハーネスを切り離す
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ車両ワイヤハーネス
    *2
    コネクターC
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を点検する
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    C34(CA2H) - C35(CA2L)
    IG OFF
    (通信停止中)
    108 to 132Ω

NG
手順 5 へ
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順5CAN バス本線断線点検(CAN J/C3 - パワーマネージメントコントロールECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータの車両ハーネスコネクターを接続する
  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)から車両ハーネスコネクターを切り離す
    イラスト内指示文字 *1
    ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)車両ワイヤハーネス
    *2
    アース端子あり
    *3
    線色:P/桃
    *4
    線色:V/紫
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する
    抵抗値接続先
    点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ
    1(CANH) - 2(CANL)
    IG OFF
    (通信停止中)
    108 to 132Ω

NG
CANバス本線またはコネクター修理または交換(CAN J/C3 - パワーマネジメントコントロールECU)
OK
ワイヤリングハーネスコネクター交換(CAN J/C3) 

手順6CANバス線間ショート点検(パワーマネジメントコントロールECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータの車両ワイヤハーネスを切り離す
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ車両ワイヤハーネス
    *2
    コネクターC
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を点検する
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    C34(CA2H) - C35(CA2L)
    IG OFF
    (通信停止中)
    108 to 132Ω

NG
手順 7 へ
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順7CANバス線間ショート点検(CAN J/C3 - パワーマネージメントコントロールECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータの車両ハーネスコネクターを接続する
  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)から車両ハーネスコネクターを切り離す
    イラスト内指示文字 *1
    ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)車両ワイヤハーネス
    *2
    アース端子あり
    *3
    線色:P/桃
    *4
    線色:V/紫
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する
    抵抗値接続先
    点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ
    1(CANH) - 2(CANL)
    IG OFF
    (通信停止中)
    108 to 132Ω

NG
CANバス本線またはコネクター修理または交換(CAN J/C3 - パワーマネジメントコントロールECU)
OK

手順8CANバス線間ショート点検(CAN J/C3)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)に車両ハーネスコネクターを接続する
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)の測定子を、パワーマネージメントコントロールコンピュータのC34(CA2H)←→C35(CA2L)端子にセットする
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ
    *2
    コネクターC
  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)から支線コネクターを1本ずつ切り離し、コネクターを切り離した時にテスターが正常値(54 to 69Ω) を示すコネクターを確認する
    ■ 注 意 ■パワーマネージメントコントロールコンピュータ接続本線は切り離さない

    イラスト内指示文字 *3
    ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)
    *4
    コネクターB面(アース端子なし)
    *5
    コネクターA面(アース端子あり)
    *6
    アース端子
    *7
    接続コネクター
    -
    -

    接続面
    接続ECU/センサ
    端子番号
    端子記号
    A3
    シートベルトコントロールコンピュータ
    CANH
    LG(黄緑)
    CANL
    L(青)
    A4
    ドライビングサポートコンピュータ
    CANH
    B(黒)
    CANL
    W(白)
    B2
    パーキングアシストコンピュータ
    CANH
    Y(黄)
    CANL
    BR(茶)

    基準
    点検結果
    飛び先
    すべての支線コネクターを切り離しても正常値(54 to 69Ω)に復帰しない
    A
    CAN J/Cから切り離すことで正常値(54 to 69Ω)に復帰する支線コネクターがある
    B

B
手順 9 へ
A
ワイヤリングハーネスコネクター交換(CAN J/C3) 

手順9CANバス線間ショート点検(CAN J/C3接続ECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)にコネクターをすべて接続する
  2. 短絡が確認された支線コネクターに接続するECUの車両ハーネスコネクターを、ECU側で切り離す
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を点検する
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ
    *2
    コネクターC
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    C34(CA2H) - C35(CA2L)
    IG OFF
    (通信停止中)
    54 to 69Ω
    □ 参 考 □
    1. ECU 切り離しにより正常値に復帰した場合は、ECU の内部短絡が 考えられる
    2. ECU を切り離しても正常値に復帰しない場合は、短絡を確認した ワイヤハーネス、コネクターを修理または交換する

NG
CANバス支線またはコネクター修理または交換
OK
該当ECU交換 

手順10CANバス短絡点検(パワーマネジメントコントロールECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを切り離す
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ車両ワイヤハーネス
    *2
    コネクターC
    □ 参 考 □不具合現象確認にて、異常が確認された短絡について点検を行う 抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    C34(CA2H) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    C35(CA2L) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    C34(CA2H) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上
    C35(CA2L) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上

NG
手順 11 へ
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順11CANバス短絡点検(CAN J/C3 - パワーマネージメントコントロールECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)から車両ハーネスコネクターを切り離す
    イラスト内指示文字 *1
    ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)車両ワイヤハーネス
    *2
    アース端子あり
    *3
    線色:P/桃
    *4
    線色:V/紫
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する
    イラスト内指示文字 *5
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ車両ワイヤハーネス
    *6
    コネクターC
    □ 参 考 □不具合現象確認にて、異常が確認された短絡について点検を行う 抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    C34(CA2H) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    C35(CA2L) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    C34(CA2H) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上
    C35(CA2L) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上

NG
CANバス本線またはコネクター修理または交換(CAN J/C3 - パワーマネジメントコントロールECU)
OK

手順12CANバス短絡点検(CAN J/C3)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)に車両ハーネスコネクターを接続する
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)の測定子を、パワーマネージメントコントロールコンピュータの不具合現象確認点検で異常が確認された端子間にセットする
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ車両ワイヤハーネス
    *2
    コネクターC
  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)から支線コネクターを1本ずつ切り離し、コネクターを切り離した時にテスターが短絡解消(GND短絡:200Ω以上、+B短絡:6kΩ以上) を示すコネクターを確認する
    ■ 注 意 ■パワーマネージメントコントロールコンピュータ接続本線は切り離さない

    イラスト内指示文字 *3
    ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)
    *4
    コネクターB面(アース端子なし)
    *5
    コネクターA面(アース端子あり)
    *6
    アース端子
    *7
    接続コネクター
    -
    -

    接続面
    接続ECU/センサ
    端子番号
    端子記号
    A3
    シートベルトコントロールコンピュータ
    CANH
    LG(黄緑)
    CANL
    L(青)
    A4
    ドライビングサポートコンピュータ
    CANH
    B(黒)
    CANL
    W(白)
    B2
    パーキングアシストコンピュータ
    CANH
    Y(黄)
    CANL
    BR(茶)

    基準
    点検結果
    飛び先
    すべての支線コネクターを切り離しても正常値(GND短絡:200Ω以上、+B短絡:6kΩ以上)に復帰しない
    A
    CAN J/Cから切り離すことで正常値(GND短絡:200Ω以上、+B短絡:6kΩ以上)に復帰する支線コネクターがある
    B

B
手順 13 へ
A
ワイヤリングハーネスコネクター交換(CAN J/C3) 

手順13CANバス短絡点検(CAN J/C3接続ECU)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ワイヤリングハーネスコネクター(CAN J/C3)にコネクターをすべて接続する
  2. 短絡が確認された支線コネクターに接続するECUの車両ハーネスコネクターを、ECU側で切り離す
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する
    イラスト内指示文字 *1
    パワーマネジメントコントロールコンピュータ車両ワイヤハーネス
    *2
    コネクターC
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    C34(CA2H) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    C35(CA2L) - C6(E1)
    IG OFF
    (通信停止中)
    200Ω以上
    C34(CA2H) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上
    C35(CA2L) - C1(AM22)
    バッテリーターミナル切り離し
    6kΩ以上

結果

結果飛び先
ECU切り離しにより短絡が解消するA
ECUを切り離しても短絡が解消しないB

□ 参 考 □

  1. ECU切り離しにより正常値に復帰した場合は、ECUの内部短絡が考えられる
  2. 短絡が確認された端子に接続するECUを切り離してもバス短絡が解消しない場合は、ワイヤハーネス、コネクターを修理または交換する

B
CANバス支線またはコネクター修理または交換
A
該当ECU交換 
DTC U1002 サブネットワーク通信異常(パワマネゲートウェイ1) トヨタ

自動車修理事例