DTC P1710 タービン回転センサー2系） インプレッサスポーツ

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DTC P1710 タービン回転センサー2系

DTCの検知条件：

TCUへの入力信号回路が断線またはショートしている。

不具合の症状：

• 過度のシフトショック

• 5速にシフトしない。

配線図：

ステップ	チェック	はい	いいえ
1.TCU I/O信号の点検電源、アースおよびPVIGN電源リレーのI/O信号を点検する。	TCU I/O信号は正常か？		電源、アースの場合は、断線またはショートしている箇所を修理する。PVIGN電源リレーの場合は、P0882に従って診断を行う。
2.TCUとトランスミッションハーネスコネクターの点検1) TCUとトランスミッションからコネクターを切離す。2) TCUコネクターとトランスミッションコネクター間のハーネスの抵抗を測定する。コネクター&端子(B55) No. 22 — (B12) No. 6：(B54) No. 16 — (B11) No. 7：	抵抗は1 Ω未満か？		TCUとトランスミッションコネクター間のハーネスの断線した回路を修理する。
3.TCUとトランスミッションハーネスコネクターの点検TCUコネクターとボディアース間のハーネスの抵抗を測定する。コネクター&端子(B55) No. 22 — ボディアース：(B54) No. 16 — ボディアース：	抵抗は1 MΩ未満か？		TCUとトランスミッションコネクター間のハーネスのショートした回路を修理する。
4.TCUの電源出力の点検1) TCUにコネクターを接続する。（トランスミッションコネクターは切離した状態）2) イグニッションスイッチをONにする。（エンジンOFF）3) トランスミッションコネクターとボディアース間の電圧を測定する。コネクター&端子(B11) No. 7 (+) — ボディアース (−)：	電圧は10～13 Vか？		TCUを交換する。
5.スバルセレクトモニターを使用しての、TCUの入力信号の点検1) すべてのコネクターを接続する。2) 車両をリフトアップし、リジットラック上に設置する。参考：全車輪を床から離す。3) エンジンを始動させて、マニュアルモードの1速走行状態にする。4) スバルセレクトモニターを使用して、タービン回転数2の現在のデータを読取る。参考：フロントおよびリヤホイール間のスピードの差によって、ABS警告灯が点灯する可能性があるが、これは不具合ではない。AT コントロール診断が終了したとき、オンボード診断システムのABSメモリー消去手順を実行する。	車両の加速、減速および変速段に追従してタービン回転数2の数値が変化するか？	AT OIL TEMPランプが点滅した場合でも、システムは現在正常である。コネクターまたはハーネスの一時的な接触不良が原因である。タービン回転センサー2とトランスミッションコネクターのハーネスの接触不良箇所を修理する。
6.トランスミッションとコントロールバルブボディ間のハーネスコネクターの点検1) イグニッションスイッチをOFFにする。2) トランスミッションからコネクターを切離す。3) ブラケットからトランスミッションコネクターを取外す。4) 車両をリフトアップし、リジットラック上に置く。参考：全車輪を床から離す。5) ATFを抜取る。注意：ATFが冷却されるまで、ATFを抜かないこと。6) オイルパンを取外して、コントロールバルブボディコネクターからコネクターを切離す。7) トランスミッションコネクターとコントロールバルブボディコネクター間の抵抗を測定する。コネクター&端子(T3) No. 6 — (T11) No. 3：(T4) No. 7 — (T10) No. 15：	抵抗は1 Ω未満か？		トランスミッションコネクターとコントロールバルブボディコネクター間のハーネスの断線した回路を修理する。
7.トランスミッションとコントロールバルブボディ間のハーネスコネクターの点検コントロールバルブボディコネクターとトランスミッションアース間の抵抗を測定する。コネクター&端子(T11) No. 3 — トランスミッションアース：(T10) No. 15 — トランスミッションアース：	抵抗は1 MΩ以上か？	コントロールバルブボディを交換する。	トランスミッションコネクターとトランスミッションアース間のハーネスのショートした回路を修理する。