ヤリス クロス プリウス PHV α トヨタ カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プロボックス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー ヴォクシー ヴェルファイア アルファード ノア アクア シエンタ C-HR GR86 ハイブリッド RAV4 bZ4x
DTC No. 詳細情報番号 DTC検出条件 点検部位 U0110 160 MG ECUへのシリアル送信異常(送信なし、規格外) ワイヤハーネスおよびコネクター インバータASSY(コンバータツキ) ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY ジェネレータケーブル モータケーブル パワーマネジメントコントロールコンピュータ
回路図
U0110-159の回路図
参照。
点検手順
■ 警 告 ■
高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。
■ 注 意 ■U0110-160が出力している状態でSST(TaSCAN)でダイアグコード消去を行うと、P324E-788(電源ICリセット)が出力されるがそのダイアグコードは無効としてトラブルシュートを行う。 □ 参 考 □10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサに蓄えられた電気を放電するための時間である。
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ/ HV / ダイアグコード フリーズデータ
ダイアグコードおよびフリーズデータを読み取り記録する。
‘消去’キーを押す。
次へ
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
HVのダイアグコードが出力されているか確認する。 結果結果 飛び先 U0110-160を出力 A U0110-160を出力しない B
IG OFFにする。
A
手順3 インバータASSY(コンバータ ツキ)点検(ジェネレータケーブル接続状態点検)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
ジェネレータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。 基準値ボルトA:T=8.0 N·m {82 kgf·cm} ボルトB:T=9.2 N·m {94 kgf·cm} ■ 注 意 ■ボルトAの締め付けトルクが必ず6.4 to 9.6 N·m (65 to 98 kgf·cm)の範囲に入っていること。
ジェネレータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。
ジェネレータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。 結果結果 飛び先 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がない A 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がある B 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がない C 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がある B
ジェネレータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)に接続する。
インバータターミナルカバーを取り付ける。
B不具合部品交換 C確実に接続する
A
手順4 インバータASSY(コンバータ ツキ)点検(モータケーブル接続状態点検)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
モータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。 基準値ボルトA:T=8.0 N·m {82 kgf·cm} ボルトB:T=9.2 N·m {94 kgf·cm} ■ 注 意 ■ボルトAの締め付けトルクが必ず6.4 to 9.6 N·m (65 to 98 kgf·cm)の範囲に入っていること。
モータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。
モータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。 結果結果 飛び先 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がない A 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がある B 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がない C 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がある B
モータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)に接続する。
インバータターミナルカバーを取り付ける。
B不具合部品交換 C確実に接続する
A
手順5 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(ジェネレータ)
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
ジェネレータケーブルおよびモータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。
ミリオームテスターを使用した場合のジェネレータ内相間短絡異常点検
ミリオームテスターを使用して、下表に従って抵抗を点検する。 □ 参 考 □ジェネレータの温度が高すぎる場合、抵抗値は大きく変わる。したがって、車両停止後、最低8時間放置後に抵抗を測定する。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 W - U IG OFF 89.5 to 98.9mΩ U - V IG OFF 89.5 to 98.9mΩ V - W IG OFF 89.5 to 98.9mΩ イラスト内指示文字 *1 ジェネレータケーブル非接続状態 *2 シールド線アース □ 参 考 □温度による抵抗値の変化を修正するために下記定式を適用して20°Cの時の抵抗値を算出する。R20=Rt÷(1+0.00393x(T-20))R20:20°Cの時の抵抗値(mΩ)Rt:抵抗測定値(mΩ)T:抵抗測定時の温度(°C)
ミリオームテスターを使用しない場合のジェネレータ内相間短絡異常点検 ■ 注 意 ■手でタイヤを回転させると、ジェネレータから電流が発生する。そのため、この点検を行う場合は切り離したジェネレータケーブル端子に絶縁テープを巻く。□ 参 考 □ミリオームテスターを使用しなくても簡易的にジェネレータ内相間短絡異常確認をする事ができる。
Nポジションにシフトし、車両をリフトアップする。
フロントタイヤを同時に同方向に手で回す。 基準フロントタイヤがスムーズに回転する(相間短絡なし) □ 参 考 □ジェネレータが相間短絡異常を起こしていると、フロントタイヤを回転させたときにスムーズに回転せず引っかかり(ゴリゴリ感)がある。
メガオームテスター(500 Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗値を測定する。 □ 参 考 □ミリオームテスターを使用しない点検を行った場合のみ作業を行う。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - V IG OFF 1 Ω未満 V - W IG OFF 1 Ω未満
ジェネレータケーブルおよびモータケーブルを取り付ける。
インバータターミナルカバーを取り付ける。
OK
手順6 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(モータ)
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
モータケーブルおよびジェネレータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。
ミリオームテスターを使用した場合のモータ内相間短絡異常点検
ミリオームテスターを使用して、下表に従って抵抗を点検する。 □ 参 考 □モータの温度が高すぎる場合、抵抗値は大きく変わる。したがって、車両停止後、最低8時間放置後に抵抗を測定する。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 W - U IG OFF 152.6 to 169.0 mΩ U - V IG OFF 157.6 to 174.0 mΩ V - W IG OFF 151.6 to 168.0 mΩ イラスト内指示文字 *1 モータケーブル非接続状態 *2 シールド線アース □ 参 考 □温度による抵抗値の変化を修正するために下記定式を適用して20°Cの時の抵抗値を算出する。R20=Rt÷(1+0.00393x(T-20))R20:20°Cの時の抵抗値(mΩ)Rt:抵抗測定値(mΩ)T:抵抗測定時の温度(°C)
ミリオームテスターを使用しない場合のモータ内相間短絡異常点検 ■ 注 意 ■手でタイヤを回転させると、モータから電流が発生する。そのため、この点検を行う場合は切り離したモータケーブル端子に絶縁テープを巻く。□ 参 考 □ミリオームテスターを使用しなくても簡易的にモータ内相間短絡異常確認をすることができる
Nポジションにシフトし、車両をリフトアップする。
フロントタイヤを同時に同方向に手で回す。 基準フロントタイヤがスムーズに回転する(相間短絡なし) □ 参 考 □モータが相間短絡異常を起こしていると、フロントタイヤを回転させたときにスムーズに回転せず引っかかり(ゴリゴリ感)がある。
メガオームテスター(500 Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 □ 参 考 □ミリオームテスターを使用しない点検を行った場合のみ作業を行う。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - V IG OFF 1 Ω未満 V - W IG OFF 1 Ω未満
モータケーブルおよびジェネレータケーブルを取り付ける。
インバータターミナルカバーを取り付ける。
OK
手順7 パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検(波形点検)
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をオシロスコープ機能にセットする。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、波形を測定する。 項目 内容 測定端子 CH1:B24(HTM+) - C6(E1) CH2:B25(HTM-) - C6(E1) 計器セット 1V/DIV、200μs/DIV 条件 IG ON 結果結果 飛び先 図の波形が測定できる A 図の波形が測定できない B イラスト内指示文字 *1 コネクター接続状態 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ) □ 参 考 □
コネクターは接続した状態で点検する。
波形はパルスが発生していれば正常とする。
通信状態により波形のパルスは変化する。
IG OFFにする。
A
手順8 パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検(波形点検)
IG ONにする。
オシロスコープを使用して、波形を測定する。 項目 内容 測定端子 CH1:B21(CLK+) - C6(E1) CH2:B20(CLK-) - C6(E1) 計器セット 1V/DIV、1μs/DIV 条件 IG ON 結果結果 飛び先 図の波形が測定できる A 図の波形が測定できない B イラスト内指示文字 *1 コネクター接続状態 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ) □ 参 考 □
コネクターは接続した状態で点検する。
波形はパルスが発生していれば正常とする。
通信状態により波形のパルスは変化する。
CLK+、CLK-波形はSST(TaSCAN)のレンジで測定できないためオシロスコープを使用する。
IG OFFにする。
A
手順9 パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検(波形点検)
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をオシロスコープ機能にセットする。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、波形を測定する。 項目 内容 測定端子 CH1:B33(REQ+) - C6(E1) CH2:B32(REQ-) - C6(E1) 計器セット 1V/DIV、1ms/DIV 条件 IG ON 結果結果 飛び先 図の波形が測定できる A 図の波形が測定できない B イラスト内指示文字 *1 コネクター接続状態 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ) □ 参 考 □
コネクターは接続した状態で点検する。
波形はパルスが発生していれば正常とする。
通信状態により波形のパルスは変化する。
IG OFFにする。
手順10 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - インバータASSY(コンバータツキ))
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
IG ONにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 B21(CLK+) - ボデーアース IG ON 1 V未満 B20(CLK-) - ボデーアース IG ON 1 V未満 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター後側 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター) *2 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター) ■ 注 意 ■パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターおよびインバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
IG OFFにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 B21(CLK+) - A5(CLK+) IG OFF 1 Ω未満 B20(CLK-) - A15(CLK-) IG OFF 1 Ω未満 抵抗値(短絡)点検端子 点検条件 基準値 B21(CLK+)またはA5(CLK+) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上 B20(CLK-)またはA15(CLK-) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
手順11 インバータASSY(コンバータ ツキ)点検(内部抵抗点検)
SST09082-00030 09083-00170
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 B21(CLK+) - B20(CLK-) IG OFF 80 to 170 Ω イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター後側 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
手順12 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - インバータASSY(コンバータツキ))
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
IG ONにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 B33(REQ+) - ボデーアース IG ON 1 V未満 B32(REQ-) - ボデーアース IG ON 1 V未満 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター後側 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター) *2 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター) ■ 注 意 ■パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターおよびインバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
IG OFFにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 B33(REQ+) - A6(REQ+) IG OFF 1 Ω未満 B32(REQ-) - A16(REQ-) IG OFF 1 Ω未満 抵抗値(短絡)点検端子 点検条件 基準値 B33(REQ+)またはA6(REQ+) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上 B32(REQ-)またはA16(REQ-) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
手順13 インバータASSY(コンバータ ツキ)点検(内部抵抗点検)
SST09082-00030 09083-00170
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 B33(REQ+) - B32(REQ-) IG OFF 80 to 170 Ω イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター後側 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
手順14 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - インバータASSY(コンバータツキ))
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
IG ONにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 B24(HTM+) - ボデーアース IG ON 1 V未満 B25(HTM-) - ボデーアース IG ON 1 V未満 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター後側 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター) *2 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター) ■ 注 意 ■パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターおよびインバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
IG OFFにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 B24(HTM+) - A8(HTM+) IG OFF 1 Ω未満 B25(HTM-) - A18(HTM-) IG OFF 1 Ω未満 抵抗値(短絡)点検端子 点検条件 基準値 B24(HTM+)またはA8(HTM+) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上 B25(HTM-)またはA18(HTM-) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
手順15 インバータASSY(コンバータ ツキ)点検
SST09082-00030 09083-00170
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 B24(HTM+) - B25(HTM-) IG OFF 80 to 170 Ω イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター後側 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
手順16 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(ジェネレータケーブル接続状態点検)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)を取りはずす。
ジェネレータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。 基準値ボルトA:T=20 N·m {204 kgf·cm} ボルトB:T=10 N·m {102 kgf·cm} ■ 注 意 ■
ボルトAの締め付けトルクが必ず16 to 24 N·m (163 to 245 kgf·cm)の範囲に入っていること。
ボルトBの締め付けトルクが必ず8 to 12 N·m (82 to 122 kgf·cm)の範囲に入っていること。
ジェネレータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYから切り離す。
ジェネレータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。 結果結果 飛び先 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がない A 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がある B 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がない C 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がある B
ジェネレータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYに接続する。
インバータASSY(コンバータツキ)を取り付ける。
B不具合部品交換 C確実に接続する
A
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用してから作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
ジェネレータケーブルを取りはずす。
メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗 を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 V にセットする。500 V より高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 イラスト内指示文字 *1 ジェネレータケーブル (インバータASSY(コンバータツキ)側) *2 シールド線アース *3 ジェネレータケーブル (ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY側) ■ 注 意 ■三相交流ケーブルの各端子がボデーアースに接触しないように保護テープを巻く。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - U IG OFF 1 Ω未満 V - V IG OFF 1 Ω未満 W - W IG OFF 1 Ω未満 U - V IG OFF 100 MΩ以上 V - W IG OFF 100 MΩ以上 W - U IG OFF 100 MΩ以上
ジェネレータケーブルを取り付ける。
手順18 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(モータケーブル接続状態点検)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
モータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。 基準値T=10 N·m {102 kgf·cm} ■ 注 意 ■ボルトの締め付けトルクが必ず8 to 12 N·m(82 to 122 kgf·cm)の範囲に入っていること。
モータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYから切り離す。
モータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。 結果結果 飛び先 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がない A 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がある B 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がない C 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がある B
モータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYに接続する。
B不具合部品交換 C確実に接続する
A
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用してから作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
モータケーブルを取りはずす。
メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 V にセットする。500 V より高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 イラスト内指示文字 *1 モータケーブル (インバータASSY(コンバータツキ)側) *2 シールド線アース *3 モータケーブル (ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY側) ■ 注 意 ■三相交流ケーブルの各端子がボデーアースに接触しないように保護テープを巻く。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - U IG OFF 1 Ω未満 V - V IG OFF 1 Ω未満 W - W IG OFF 1 Ω未満 U - V IG OFF 100 MΩ以上 V - W IG OFF 100 MΩ以上 W - U IG OFF 100 MΩ以上
モータケーブルを取り付ける。
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…