DDTC C1256/56 ACC低圧異常 エスクァイア エスティマ ヤリス

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アキュームレータ圧センサはブレーキアクチュエータに内蔵され、アキュームレータ圧を検知している。

スキッドコントロールコンピュータはアキュームレータ圧の低下を感知すると、ブレーキウォーニングランプ(赤)、ブレーキウォーニングランプ(黄)点灯およびスキッドコントロールブザー吹鳴を行う。

ブレーキ操作を頻繁に行うことにより、アキュームレータ圧が低下してダイアグノーシスコードが出力する場合があるが、故障ではない。

ダイアグコード詳細コード検出条件不具合箇所
C1256/56341著しいアキュームレータ圧の低下が継続
(条件成立後にコード記憶、ブザー駆動)
多頻度なブレーキ操作によるアキュームレータ圧低下(故障ではない)
ポンプモータ回転不具合
アキュームレータ劣化
アキュームレータ圧センサ
電源電圧低下
ダイアグコードブレーキウォーニングランプ(黄)表示コードABSウォーニングランプ表示コードスリップインジケータランプ表示コード
C1256564245

回路図

回路図は

参照

点検手順

■ 注 意 ■ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ)交換後は、ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得、リニア弁オフセット学習および緊急ブレーキシグナル学習を実施する。(要領は

参照)

手順1ダイアグノーシスコード出力確認

SST09991-70201  

  1. 出力しているダイアグノーシスコードを確認する。(要領は参照)

    結果
    結果
    飛び先
    C1256/56のみ出力
    A
    C1202/68、C1241/41、C1252/52、C1253/53またはC1391/69出力
    B

B
該当ダイアグノーシスコードへ (要領は  参照)
A

手順2問診
  1. ブレーキウォーニングランプ(黄)点灯時、ブレーキ操作を頻繁に行っていたかを問診により確認する。

    結果
    結果
    飛び先
    頻繁なブレーキ操作を行っていない
    A
    頻繁なブレーキ操作を行っていた
    B
    □ 参 考 □多頻度のブレーキ操作による一時的な圧力低下でもコードを記憶する。

B
終了
A

手順3ブレーキブースタ ポンプASSY点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検する。
  2. IG OFFで、ブレーキブースタポンプASSYのコネクターを切り離す。
  3. コネクターケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  4. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    a1(BM1) - a2(GND1)
    常時
    10Ω以下
    b2(BM2) - b1(GND2)
    常時
    10Ω以下
    a1(BM1) - b2(BM2)
    常時
    1Ω未満
    a2(GND1) - b1(GND2)
    常時
    1Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (ブレーキブースタポンプASSY)

NG
ブレーキブースタ ポンプASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順4ECUデータモニターデータ読み取り(アキュームレータ圧センサ)

SST09991-70201  

  1. ブレーキブースタポンプASSYへ車両ハーネスコネクターを接続する。
  2. SST(TaSCAN)を使用し、アキュームレータ圧センサのデータモニターを点検する。

    [システム選択画面:シャシー→ABS·VSC→ECUデータモニター] 項目名
    [記号]
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    アキュームレータ圧センサ
    [ACPS]
    アキュームレータ圧センサ出力を表示
    表示範囲: 0 to 5V
    2.9 to 4.2V
    (ブレーキペダルを4、5 回操作し、ポンプモータ作動→停止させた後、ブレーキ非作動)
    蓄圧時: 蓄圧量に比例して変化
  3. ブレーキペダルを非操作のまま30秒間待ち、アキュームレータ圧センサ出力値の落ち幅が一定値以内であることを確認する。
    基準アキュームレータ圧センサ出力値の落ち幅が0.55V以内

NG
手順 5 へ
OK
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  

手順5アクティブテスト実施(ソレノイドバルブ)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用し、アクティブテストにて“SMC/SRC/SCC”を実行し、ブレーキアクチュエータ内の切替ソレノイド(SCC)、レギュレータカットソレノイド(SRC)およびマスターカットソレノイド(SMC)を駆動させる。
    □ 参 考 □下記の条件にて、アクティブテストの実施が可能。
    1. ソレノイドリレーON
    2. シフト位置Pポジション
    3. パーキングブレーキON
    4. 車速0km/h

    [システム選択画面: シャシー→ABS·VSC→アクティブテスト] 項目名
    テスト内容
    制約条件
    SMC/SRC/SCC
    各ソレノイドのON / OFFが同時に可能
    1. 車速0km/hにて可能
    2. ソレノイドリレーON
    3. システム正常
  2. SST(TaSCAN)を使用して、ホイールシリンダ圧センサの出力値をデータモニターする。

    [システム選択画面:シャシー→ABS·VSC→ECUデータモニター] 項目名
    [記号]
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    ホイールシリンダ圧センサ
    [WP]
    ホイールシリンダ圧センサ出力を表す
    表示範囲: 0 to 5V
    ブレーキペダル開放中: 0.1 to 0.9V
    ブレーキペダル操作中: 踏力に比例して変化
    基準アクティブテストを行うことにより、ホイールシリンダの出力値が上昇しない。
    □ 参 考 □ホイールシリンダの出力値が上昇する場合、ブレーキアクチュエータ内部のフルード漏れが考えられる。

NG
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダ ツキ)交換 (要領は  参照)
OK
ブレーキブースタ ポンプASSY交換 (要領は  参照)  
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