DTC P3107-214 通信異常(エアバッグ→HV) エスクァイア

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DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P3107214通信線の断線または+B電源回り込みワイヤハーネスおよびコネクター
エアバッグコンピュータASSY
パワーマネジメントコントロールコンピュータ

回路図

DTC P0AE6-225の回路図

参照。

DTC P3107-213の回路図

参照。

点検手順

手順1ダイアグコード読み取り(エアバッグ)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / エアバッグ /ダイアグコード
  4. エアバッグのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    エアバッグのダイアグコードが出力されない
    A
    エアバッグのダイアグコードが出力される
    B
  5. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順2エアバッグ コンピュータASSY点検(波形測定)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をオシロスコープ機能にセットし、エアバッグコンピュータASSYの各端子に接続する。
  1. READY ONにし、波形を測定する。
    項目
    内容
    測定端子
    A14(GSW2) - A25(E1)
    計器セット
    5V/DIV、500ms/DIV
    条件
    READY ON
    結果結果
    飛び先
    図の波形が測定できる
    A
    図の波形が測定できない
    B
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター接続状態
    (エアバッグコンピュータASSY)
  2. IG OFFにする。

B
手順 6 へ
A

手順3ダイアグコード消去(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ/ HV / ダイアグコード フリーズデータ
  4. ダイアグコードおよびフリーズデータを読み取り記録する。
  5. ‘消去’キーを押す。
次へ

手順4ダイアグコード読み取り(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
  4. HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    P3107-214が出力されない
    A
    P3107-214が出力される
    B
  5. IG OFFにする。

B
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
A

手順5常時発生しない問題の点検
  1. 常時発生しない問題の点検を行う。(要領は参照)

NG
不具合箇所修理または交換
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順6コネクター接続状態点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータコネクター)
  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順7コネクター接続状態点検(エアバッグコンピュータASSYコネクター)
  1. エアバッグコンピュータASSYのコネクター接続状態を点検する。
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター接続状態
    (エアバッグコンピュータASSY)
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良が無い

NG
確実に接続する
OK

手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(+B短絡)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCT NO. 2ヒューズおよびAM2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションッブロックASSY
    *2
    AM2ヒューズ
    *3
    IGCT NO. 2ヒューズ
  2. エアバッグコンピュータASSYのコネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    C29(ABFS) - A2(+B2)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B5(+B1)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - C1(AM22)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - D7(AM21)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B6(MREL)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B1(IG2)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - D1(ACCD)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - D2(IG1D)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B2(IG2D)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - C14(SPDI)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - A16(GI)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - A4(FCTL)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター接続状態
    (パワーマネージメントコントロールコンピュータ)
    *2
    コネクターA
    *3
    コネクターB
    *4
    コネクターC
    *5
    コネクターD
  2. エアバッグコンピュータASSYのコネクターを接続する。
  3. IGCT NO. 2ヒューズおよびAM2ヒューズを取り付ける。

NG
手順 11 へ
OK

手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - エアバッグコンピュータASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターCを切り離す。
  2. エアバッグコンピュータASSYのコネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    C29(ABFS) - A14(GSW2)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    C29(ABFS)またはA14(GSW2) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (エアバッグコンピュータASSY接続コネクター)
    □ 参 考 □電源回り込みも考えられるため、必要に応じてワイヤハーネスの点検 を行う。
  2. エアバッグコンピュータASSYのコネクターを接続する。
  3. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順10パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. エアバッグコンピュータASSYのコネクターAを切り離す。
  2. IG ONにする。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    C29(ABFS) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター接続状態
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ)
    ■ 注 意 ■エアバッグコンピュータASSYのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  2. エアバッグコンピュータASSYのコネクターを接続する。

NG
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
OK
エアバッグ コンピュータASSY交換 (要領は  参照)  

手順11ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源線短絡)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCT NO. 2ヒューズおよびAM2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションッブロックASSY
    *2
    AM2ヒューズ
    *3
    IGCT NO. 2ヒューズ
  2. エアバッグコンピュータASSYのコネクターAを切り離す。
  3. パワーマネジメントコントロールコンピュータのすべてのコネクターを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    C29(ABFS) - A2(+B2)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B5(+B1)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - C1(AM22)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - D7(AM21)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B6(MREL)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B1(IG2)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - D1(ACCD)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - D2(IG1D)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - B2(IG2D)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - C14(SPDI)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - A16(GI)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C29(ABFS) - A4(FCTL)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネージメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    コネクターA
    *3
    コネクターB
    *4
    コネクターC
    *5
    コネクターD
  2. エアバッグコンピュータASSYのコネクターを接続する。
  3. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  4. IGCT NO. 2ヒューズおよびAM2ヒューズを取り付ける。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  
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