DTC B1580 カメラ画像異常 エスクァイア エスティマ ヤリス

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このダイアグコードは、ナビゲーションレシーバASSYの自己診断で、リヤテレビジョンカメラASSYが画像認識の際に、カメラ画像の異常を検知した場合に出力される。

ダイアグコード診断内容点検箇所
B1580カメラ画像の異常を検知リヤテレビジョンカメラASSY
ナビゲーションレシーバASSY
車両ワイヤハーネスまたはコネクター

回路図

  1. 6スピーカ
E168512J08

  1. プリウススーパーライブサウンドシステム
E168512J01

点検手順

□ 参 考 □

  1. G-BOOKサービス非加入車でナビゲーションレシーバASSYの交換作業時は、車両紐付け設定を行う。
  2. G-BOOKサービス加入車でナビゲーションレシーバASSYの交換作業時は、車両紐付け設定を行った後、G-BOOK利用再開操作およびヘルプネットサービス開始操作を行う。
  3. 購入済みのG-SOUND無期限ライセンスがある状態で、ナビゲーションレシーバASSYを交換した場合は、G-SOUNDライセンスリカバリーを行う。
  4. 車両紐付け設定、G-BOOK利用再開操作、ヘルプネットサービス開始操作およびG-SOUNDライセンスリカバリーの要領は参照。

手順1バックガイドモニターシステム点検
  1. バックガイドモニターシステムの機能に異常が出ているか、確認する。
    結果 結果
    飛び先
    正常
    A
    異常
    B

B
バックガイドモニターシステムへ (要領は  参照)
A

手順2ダイアグコード再確認

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを再度確認し、以下の飛び先に進む。(要領は参照)
    結果 結果
    飛び先
    コード出力(B1580のみ)あり
    A
    コード出力(B1580およびC1622)あり
    B

B
該当するダイアグコードへ (要領は  参照)
A

手順3仕様確認
  1. 仕様確認
    1. 仕様を確認し、以下の飛び先に進む。
      結果 結果
      飛び先
      6スピーカ
      A
      プリウススーパーライブサウンドシステム
      B

B
手順 8 へ
A

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ナビゲーションレシーバASSY - リヤテレビジョンカメラASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. 点検前準備
    1. ナビゲーションレシーバASSYのコネクターDを切り離す。
    2. リヤテレビジョンカメラASSYのコネクターを切り離す。
  2. 抵抗点検
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ナビゲーションレシーバASSY - リヤテレビジョンカメラASSY間車両ワイヤハーネスのコネクター各端子間の抵抗値を測定する。
      抵抗値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      D2(CA+) - 4(CB+)
      常時
      1 Ω未満
      D12(CGND) - 3(CGND)
      常時
      1 Ω未満
      D1(V+) - 2(CV+)
      常時
      1 Ω未満
      D11(V-) - 1(CV-)
      常時
      1 Ω未満
    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ナビゲーションレシーバASSY車両側ワイヤハーネスのコネクター各端子とボデーアース間の抵抗値を測定する。
      抵抗値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      D2(CA+) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上
      D12(CGND) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上
      D1(V+) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上
      D11(V-) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順5ナビゲーション レシーバASSY点検(V-、CGND)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. 点検前準備
    1. リヤテレビジョンカメラASSYのコネクターを切り離す。
  2. 電圧点検
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用し、ナビゲーションレシーバASSYのコネクターを接続した状態で、リヤテレビジョンカメラASSY車両側ワイヤハーネスのコネクター各端子間の電圧値を測定する。
      電圧値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      4(CB+) - 3(CGND)
      IG ON、シフトレバーRポジション
      5.7 to 6.5 V
  3. 抵抗点検
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側ワイヤハーネスのコネクター端子とボデーアース間の抵抗値を測定する。
      抵抗値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      3(CGND) - ボデーアース
      常時
      1 Ω未満
*1車両ワイヤハーネスコネクター前側
(リヤテレビジョンカメラASSY)

NG
ナビゲーション レシーバASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順6リヤ テレビジョン カメラASSY点検(CB+、CGND)

SST09991-70201  

  1. 波形点検
    1. SST(TaSCAN)を使用して、ナビゲーションレシーバASSYおよびリヤテレビジョンカメラASSYのコネクターを接続した状態で、ナビゲーションレシーバASSYの車両側ワイヤハーネスのコネクターの裏側から波形を測定する。
      基準図に示す
      項目
      内容
      端子番号(端子記号)
      D1(V+) - A7(GND)
      計器セット
      200 mV/DIV、50 μS/DIV
      測定条件
      1. 波形A:リヤテレビジョンカメラASSYを覆わず、IG ON、シフトレバーRポジションで画面が後方周辺映像を表示している時
      2. 波形B:リヤテレビジョンカメラASSYを手などで覆い、IG ON、シフトレバーRポジションで画面が黒画面を表示している時
      ■ 注 意 ■カメラが映す映像により、映像波形は変動する。
*1コネクター接続状態
(ナビゲーションレシーバASSY)
*2波形A
*3波形B
*4同期信号
*5映像波形

NG
リヤ テレビジョン カメラASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順7ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、画面に従いダイアグコードを読み取る。(要領は参照)
  2. 画面表示の“消去”を選択し、画面に従いダイアグコード消去を実行する。
  3. IG OFFにする。
次へ
終了(しばらく様子を見る) 

手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ナビゲーションレシーバASSY - リヤテレビジョンカメラASSY)
  1. 点検前準備
    1. ナビゲーションレシーバASSYのコネクターBを切り離す。
    2. リヤテレビジョンカメラASSYのコネクターを切り離す。
  2. 抵抗点検
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ナビゲーションレシーバASSY - リヤテレビジョンカメラASSY間車両ワイヤハーネスのコネクター各端子間の抵抗値を測定する。
      抵抗値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      B6(CA+) - 4(CB+)
      常時
      1 Ω未満
      B17(CGND) - 3(CGND)
      常時
      1 Ω未満
      B5(V+) - 2(CV+)
      常時
      1 Ω未満
      B16(V-) - 1(CV-)
      常時
      1 Ω未満
    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ナビゲーションレシーバASSY車両側ワイヤハーネスのコネクター各端子とボデーアース間の抵抗値を測定する。
      抵抗値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      B6(CA+) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上
      B17(CGND) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上
      B5(V+) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上
      B16(V-) - ボデーアース
      常時
      10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順9ナビゲーション レシーバASSY点検(V-、CGND)
  1. 点検前準備
    1. リヤテレビジョンカメラASSYのコネクターを切り離す。
  2. 電圧点検
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用し、ナビゲーションレシーバASSYのコネクターを接続した状態で、リヤテレビジョンカメラASSY車両側ワイヤハーネスのコネクター各端子間の電圧値を測定する。
      電圧値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      4(CB+) - 3(CGND)
      IG ON、シフトレバーRポジション
      5.7 to 6.5 V
  3. 抵抗点検
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側ワイヤハーネスのコネクター端子とボデーアース間の抵抗値を測定する。
      抵抗値点検端子(端子記号)
      点検条件
      基準値
      3(CGND) - ボデーアース
      常時
      1 Ω未満
*1車両ワイヤハーネスコネクター前側
(リヤテレビジョンカメラASSY)

NG
ナビゲーション レシーバASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順10リヤ テレビジョン カメラASSY点検(CB+、CGND)
  1. 波形点検
    1. SST(TaSCAN)を使用して、ナビゲーションレシーバASSYおよびリヤテレビジョンカメラASSYのコネクターを接続した状態で、ナビゲーションレシーバASSYの車両側ワイヤハーネスのコネクターの裏側から波形を測定する。
      基準図に示す
      項目
      内容
      端子番号(端子記号)
      B5(V+) - D10(GND1)
      計器セット
      200 mV/DIV、50 μS/DIV
      測定条件
      1. 波形A:リヤテレビジョンカメラASSYを覆わず、IG ON、シフトレバーRポジションで画面が後方周辺映像を表示している時
      2. 波形B:リヤテレビジョンカメラASSYを手などで覆い、IG ON、シフトレバーRポジションで画面が黒画面を表示している時
      ■ 注 意 ■カメラが映す映像により、映像波形は変動する。
*1コネクター接続状態
(ナビゲーションレシーバASSY)
*2波形A
*3波形B
*4同期信号
*5映像波形

NG
リヤ テレビジョン カメラASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順11ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、画面に従いダイアグコードを読み取る。(要領は参照)
  2. 画面表示の“消去”を選択し、画面に従いダイアグコード消去を実行する。
  3. IG OFFにする。
次へ
終了(しばらく様子を見る) 
DTC B1580 カメラ画像異常 トヨタ

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