クーリングファンシステム KF クーリングファン系統
- エアコンスイッチをOFFの状態でIG ONにしたとき、ファンが回転しないことを確認する。
- IG OFFにする。
- エンジンウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
- IG ONにしたとき、ファンが回転することを確認する。
- エンジンウォータテンパラチャセンサのコネクターを接続する。
GTSの“データモニタ”で、エンジン冷却水温を確認することができる。
エンジン暖機後、エアコンスイッチOFFの状態であることを確認する。
水温が98°C以上になったときファンが回り始め、約95.5°C以下になったときファンが停止することを確認する。
□ 参 考 □
ファンの制御は、フューエルインジェクションコンピュータにより行われている。
クーリングファンシステム(KF(NA)) クーリングファン系統 |
準備品一覧
回路説明
クーリングファンは、フューエルインジェクションコンピュータがエンジン冷却水温、エアコンスイッチ、エアコン冷媒圧力、エンジン回転数および車速信号を使用して、クーリングファンリレーのON/OFFを行う。
回路図
回路図は参照。
点検手順
■ 注 意 ■
- キーフリーシステム装着車のフューエルインジェクションコンピュータを交換する場合は、他の車からの流用をせず、必ず新品部品を用いる事。
- トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検する。
- DLC3にGTSを接続する。
- エンジン停止状態でIG ONにする。
- GTSをONにする。
- GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / アクティブテスト / ラジファン
- アクティブテストを実施する。
基準
アクティブテスト
基準
ON
クーリングファンが回転する
OFF
クーリングファンは停止する
結果
結果
飛び先
OK
A
NG (クーリングファンが回らない)
B
NG (クーリングファンが回りっぱなし)
C
手順2 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源電圧) |
- RADリレーをエンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロック ASSYから取りはずす。
- IG ONにする。
- 下表に従って電圧を測定する。
■ 注 意 ■ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合は、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。電圧値点検端子
点検条件
基準値
2(RADリレーホルダ) - ボデーアース間
IG ON
11 to 14 V
イラスト内指示文字 *1
エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY
*2
RADリレーホルダ
OK | |
 | |
手順3 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源電圧) |
- RADリレーをエンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSYから取りはずす。
- 下表に従って電圧を測定する。
■ 注 意 ■ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合は、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。電圧値点検端子
点検条件
基準値
3(RADリレーホルダ) - ボデーアース間
常時
11 to 14 V
イラスト内指示文字 *1
エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY
*2
RADリレーホルダ
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - バッテリ) |
|
OK | |
 | |
手順4 | クーリングファンリレー単体点検(RADリレー) |
□ 参 考 □RADリレーの単体点検要領は参照。
NG | クーリングファンリレー交換(RADリレー) |
|
OK | |
 | |
□ 参 考 □クーリングファンモータの点検要領は参照。
OK | |
 | |
手順6 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(クーリングファンモータ - ボデーアース) |
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。
- クーリングファンモータのコネクターA19を切り離す。
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
A19-2 - ボデーアース間
常時
1 Ω未満
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(クーリングファンモータ - ボデーアース) |
|
OK | |
 | |
手順7 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - クーリングファンモータ) |
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。
- RADリレーをエンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY から取りはずす。
- クーリングファンモータのコネクターA19を切り離す。
- 下表に従って抵抗を測定する。
■ 注 意 ■ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合は、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。
抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
5(RADリレーホルダ) - A19-1
常時
1 Ω未満
5(RADリレーホルダ)およびA19-1 - 他の端子間およびボデーアース間
常時
10 kΩ以上
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - クーリングファンモータ) |
|
OK | |
 | |
手順8 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - フューエルインジェクションコンピュータ) |
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。
- RADリレーをエンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY から取りはずす。
- フューエルインジェクションコンピュータのコネクターA12を切り離す。
- 下表に従って抵抗を測定する。(端子配列は参照)
■ 注 意 ■ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合は、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。
抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
1(RADリレーホルダ) - A12-17(FAN)
常時
1 Ω未満
1(RADリレーホルダ)およびA12-17(FAN) - 他の端子間およびボデーアース間
常時
10 kΩ以上
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - フューエルインジェクションコンピュータ) |
|
手順9 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)) |
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。
- RADリレーをエンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSYから取りはずす。
- メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)のコネクター2Cを切り離す。
- 下表に従って抵抗を測定する。
■ 注 意 ■ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合は、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。
抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
2(RADリレーホルダ) - 2C-30
常時
1 Ω未満
2(RADリレーホルダ)および2C-30 - 他の端子間およびボデーアース間
常時
10 kΩ以上
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)) |
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手順10 | クーリングファンリレー単体点検(RADリレー) |
- RADリレーの単体点検を実施する。(要領は参照)
NG | クーリングファンリレー交換(RADリレー) |
|
OK | |
 | |
手順11 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - フューエルインジェクションコンピュータ) |
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。
- RADリレーをエンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY から取りはずす。
- フューエルインジェクションコンピュータのコネクターA12を切り離す。
- 下表に従って抵抗を測定する。(端子配列は参照)
■ 注 意 ■ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合は、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。
抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
1(RADリレーホルダ) - A12-17(FAN)
常時
1 Ω未満
1(RADリレーホルダ)およびA12-17(FAN) - 他の端子間およびボデーアース間
常時
10 kΩ以上
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンルームリレーブロック&ジャンクションブロックASSY - フューエルインジェクションコンピュータ) |
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