DTC P0420/27 触媒劣化 ハイゼットトラック ミライ一ス コペン ムーヴ アトレーワゴン
回路説明
フューエルインジェクションコンピュータは三元触媒の稼動状態を確認する為に、三元触媒の前後に配置された2つのオキシジェンセンサを使用している 三元触媒の前に取り付けられたオキシジェンセンサは排気ガスの空燃比信号を、後に取り付けられたオキシジェンセンサNO.2は触媒通過後の排気ガスの空燃比信号をフューエルインジェクションコンピュータに送る フューエルインジェクションコンピュータはこの2つの信号を比較し、三元触媒の浄化能力と酸素貯蔵容量を判定している 三元触媒の酸素貯蔵容量は、触媒通過後の排気ガスに含まれる残留酸素濃度により変化するオキシジェンセンサNO.2から送られて来る信号で判断され、三元触媒が正常であればオキシジェンセンサNO.2の波形はゆっくりリッチとリーンの間を行き来する 三元触媒が劣化して酸素貯蔵容量が少なくなると、このリッチとリーンの信号が頻繁に切り替わるようになる 2つのオキシジェンセンサから出力される信号の長さを比較して、酸素貯蔵量が基準値を下回ったとフューエルインジェクションコンピュータが判断したときに異常と判断され、この異常が連続して検出されるとチェックエンジンウォーニングランプの点灯および、ダイアグコードが記憶される
ダイアグコード | P0420/27 |
---|
DTC検出条件 | 診断条件 | 車速80 km/hで定常走行中 |
異常状態 | オキシジェンセンサNO.2出力のリーン ←→ リッチ切り替わり周期が短い |
異常期間 | - |
トリップ数 | 2トリップ |
検出方法 | 常時モニター |
検出に使用するセンサ/構成部品 | オキシジェンセンサ オキシジェンセンサNO.2 |
不具合箇所 | 排気ガス漏れ オキシジェンセンサ オキシジェンセンサNO.2 エキゾーストマニホルドコンバータSUB-ASSY(触媒) フューエルインジェクションコンピュータ |
触媒配置図
*1 | オキシジェンセンサ | *2 | エキゾーストマニホールドコンバータSUB-ASSY(触媒) |
*3 | オキシジェンセンサNO.2 | *4 | エキゾーストパイプASSY FR |
*1 | オキシジェンセンサ | *2 | エキゾーストマニホールドコンバータSUB-ASSY(触媒) |
*3 | オキシジェンセンサNO.2 | *4 | エキゾーストパイプASSY FR |
点検手順
□ 参 考 □
- GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ
- ダイアグコードP0420/27のトラブルシュートを行っても不具合箇所が見つからない場合は、リーンまたはリッチ異常による不具合が考えられるため、P0171/25(リーン異常)およびP0172/26(リッチ異常)の点検手順に従い、点検を行う (要領は参照)
- DLC3にGTSを接続する
- IG ONにする
- GTSをONにする
- GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する (要領は参照)
結果 結果
飛び先
P0420/27が出力される
A
P0420/27以外にも、ダイアグコードが出力される
B
□ 参 考 □ダイアグコードP0420/27以外のダイアグコードが出力された場合は、そのダイアグコードを先にトラブルシュートすること
A | |
 | |
- オキシジェンセンサの単体点検を実施する (要領は参照)
OK | |
 | |
- オキシジェンセンサNO.2の単体点検を実施する (要領は参照)
OK | |
 | |
- 排気管のつなぎ目および各センサの取り付け部から排気漏れがないことを確認する
基準排気ガス漏れをしていない
NG | 排気ガス漏れ修理 |
|
画像
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(NIS…
アトレーワゴン ウェイク エッセ キャスト コペン タントエグゼカスタム ハイゼッジャンボ ミライ一ス ムーヴカスタム ムーヴキャンバス ムーヴコンテ ムーヴラテ ピクシスエポック ピクシスジョイ ピクシススペース ピクシストラック ピクシスメガ ピクシスバン