DTC P0443/76 エバポパージVSV タント ムーヴ アトレーワゴン

DTC P0443/76 エバポパージVSV タント ムーヴ アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス コペン ムーヴ アトレーワゴン

回路説明

  1. バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1(パージVSV)はフューエルインジェクションコンピュータからの信号(デューティ信号)により、エバポパージ量を制御する。パージ量は信号のON/OFFの時間の比(デューティ比)によって決定する。
ダイアグコードP0443/76
DTC検出条件診断条件エンジン始動後、バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1デューティ比が0.25 to 0.75
異常状態バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1制御電流が極端に高いまたは低い
異常期間0.5秒以上
トリップ数2トリップ
検出方法常時モニター
検出に使用するセンサ/構成部品バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1
不具合箇所バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1
ワイヤハーネスまたはコネクター
フューエルインジェクションコンピュータ

回路図

A279832J01

点検手順

■ 注 意 ■

  1. キーフリーシステム装着車のフューエルインジェクションコンピュータを交換する場合は、他の車からの流用をせず、必ず新品部品を用いる事。
  2. トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検する。

□ 参 考 □GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータとして、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

手順1GTSアクティブテスト実施(パージVSV)
  1. バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1のバキュームホース(キャニスター側)を切り離す。
  2. DLC3にGTSを接続する。
  3. エンジンを始動させる。
  4. GTSをONにする。
  5. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。:パワートレイン / エンジン / アクティブテスト / パージVSV
  6. GTSの画面表示に従い、バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1を作動させ、通気の確認をする。
    基準パージVSV
    基準
    100%
    通気あり
    0%
    通気なし
    イラスト内指示文字 *a
    通気あり(アクティブテスト実行時)

NG
手順 2 へ
OK
不具合現象シミュレーション方法へ (要領は  参照)  

手順2バキュームスイッチイング バルブASSY NO.1単体点検
  1. バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1の単体点検を実施する。(要領は参照)

NG
バキュームスイッチイング バルブASSY NO.1交換 (要領は  参照)
OK

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1電源電圧点検)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1のコネクターを切り離す。
  2. IG ONにする。
  3. 車両側コネクターの電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    C15-2 - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(EFIリレー - バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1)
OK

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1 - フューエルインジェクションコンピュータ)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1のコネクターを切り離す。
  2. フューエルインジェクションコンピュータのコネクターを切り離す。
  3. 各端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    C15-1 - C27-13(PRG)
    常時
    1 Ω未満
    C15-1およびC27-13(PRG) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順5ダイアグコード消去
  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. IG ONにする。
  3. GTSをONにする。
  4. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
  5. IG OFFにして、10秒以上待機する。
次へ

手順6作動確認運転実施
  1. 走行テストを実施する。
  2. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。(要領は参照)

    結果 結果
    飛び先
    P0443/76が出力される
    A
    ダイアグコードが出力されない
    B

B
不具合現象シミュレーション方法へ (要領は  参照)
A
フューエルインジェクション コンピュータ交換 (要領は  参照)  
DTC   P0443/76   エバポパージVSV

HOME

自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…

アトレーワゴン ウェイク エッセ キャスト コペン タントエグゼカスタム ハイゼッジャンボ ミライ一ス ムーヴカスタム ムーヴキャンバス ムーヴコンテ ムーヴラテ ピクシスエポック ピクシスジョイ ピクシススペース ピクシストラック ピクシスメガ ピクシスバン

自動車修理事例