CAN通信システム エンジンECU通信途絶モード タント
ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴ アトレーワゴン
診断項目 | 症状 | 疑わしい箇所 |
---|---|---|
エンジンECU通信途絶モード | どちらかの項目に当てはまる場合 GTSの‘バス診断’画面に‘EFI’が検出されない(要領は参照) ダイアグコード組み合わせ表の‘エンジンECU通信途絶モード’に当てはまる(要領は参照) | フューエルインジェクションコンピュータ本線断線またはコネクター フューエルインジェクションコンピュータ電源系統異常 フューエルインジェクションコンピュータ内部異常 |
回路図
点検手順
- CANバスの抵抗値を測定する場合はIG OFF後、キー操作、スイッチ操作、ドア開閉をせずに1分以上放置してからバッテリを切り離し、再度1分以上経過してから抵抗値を測定する。
- CAN通信系のダイアグコードが出力している場合は必ず「トラブルシュートの進め方」からトラブルシュートを行う。(要領は参照)
- 修理完了後、DTC確認手順を実行して、DTCが出力されていないかを確認する。
DTC確認手順:IG ONにして5秒以上待機し、その後車速が60km/h以上で1秒以上走行。 - 修理完了後、バス診断を行い、CAN通信に接続されているECUおよびセンサが全て表示されていることを確認する。(要領は参照)
- IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)
- トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
□ 参 考 □
- 各コネクターを点検する際、コネクターを切り離す前にコネクターケースを接続方向に押し、かん合のゆるみ、抜けが発生していないことを確認する。
- コネクターを切り離した際、コネクター端子およびコネクターケースに破損、変形、腐食などがないことを確認する。
手順1 | CANバス本線断線点検(フューエルインジェクションコンピュータ本線) |
- バッテリマイナスターミナルを切り離し、フューエルインジェクションコンピュータの車両ハーネスコネクターB12を切り離す。
- 端子間の抵抗を点検する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
B12-2(HCAN) - B12-1(LCAN)
バッテリマイナスターミナル切り離し
108 to 132 Ω
イラスト内指示文字 *a
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(フューエルインジェクションコンピュータ)
NG | CANバス本線またはコネクター修理または交換 |
OK | |
手順2 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源系統) |
- フューエルインジェクションコンピュータの電源系統を点検する。(要領は参照)
□ 参 考 □フューエルインジェクションコンピュータの電源系統に異常がない場合は、フューエルインジェクションコンピュータを交換する。
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 |
OK | |
フューエルインジェクション コンピュータ交換 (要領は 参照) |
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