DTC   B1900   フロントプリテンショナーRH点火回路(短絡) タント

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴ アトレーワゴン

フロントプリテンショナーRH点火回路は、エアバッグコンピュータASSYおよびフロントシートアウタベルトASSY RHで構成されている。作動条件が満たされたとき、フロントシートアウタベルトASSY RHが作動する。

フロントプリテンショナーRH点火回路(PR+、PR-ライン)に短絡が検出されたとき、エアバッグコンピュータASSYにダイアグコードB1900が記録される。

DTC No.DTC検出項目不具合箇所
B1900エアバッグコンピュータASSY-フロントシートアウタベルトASSY RH間W/HのPR+、PR-ラインの短絡
フロントシートアウタベルトASSY RHの故障
エアバッグコンピュータASSYの故障
フロアワイヤ
フロントシートアウタベルトASSY RH
エアバッグコンピュータASSY

回路図

C239249J56

点検手順

■ 注 意 ■IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)
□ 参 考 □再現手法を実施する場合、GTSを使用してチェックモードを選択してから行う。(要領は参照)

手順1コネクタ点検
  1. バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
    □ 参 考 □バッテリのマイナスターミナルを切り離す前に、IG OFFになっていることを確認する。
  2. エアバッグコンピュータASSYおよびフロントシートアウタベルトASSY RHに接続されているコネクタの接続状態を点検する。
    基準コネクタが正しく接続されていること
  3. エアバッグコンピュータASSYおよびフロントシートアウタベルトASSY RHに接続されているコネクタを切り離し、各コネクタの端子の状態を点検する。
    基準端子に変形または損傷がないこと
  4. フロアワイヤのターミナルショート機構付きコネクタのショートスプリングプレートの状態を点検する。
    基準ショートスプリングプレートに変形または損傷がないこと
  5. フロアワイヤのフロントシートアウタベルトASSY RH用コネクタに損傷がないか点検する。
    基準コネクタのロッキングボタンがはずれていないこと
    ロッキングボタンのツメ部に変形または損傷がないこと

NG
フロア ワイヤ交換
OK

手順2フロア ワイヤ点検
  1. コネクタBのターミナルショート機構(PR+、PR-)を解除する。(要領は参照)
    C263663J01
  2. 下表に従って抵抗を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    M11-2(D+) - M11-1(D-)
    常時
    1 MΩ以上
  3. コネクタBのターミナルショート機構(PR+、PR-)の解除状態を戻す。

    イラスト内指示文字 *A
    SRSサイドエアバッグなし
    *B
    SRSサイドエアバッグあり
    *1
    フロントシートアウタベルトASSY RH
    *2
    エアバッグコンピュータASSY
    *3
    フロアワイヤ
    -
    -
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクタ前側
    (フロントシートアウタベルトASSY RH接続コネクタ)
    -
    -
    V100135
    ターミナルショート機構解除
    -
    -

NG
フロア ワイヤ交換
OK

手順3ダイアグコード消去
  1. エアバッグコンピュータASSYにコネクタを接続する。
  2. バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
  3. GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
    イラスト内指示文字 *A
    SRSサイドエアバッグなし
    *B
    SRSサイドエアバッグあり
    *1
    フロントシートアウタベルトASSY RH
    *2
    エアバッグコンピュータASSY
次へ

手順4ダイアグコード点検
  1. IG OFFにする。
  2. IG ONにして60秒間待機する。
  3. GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
    基準ダイアグコードB1900が出力されないこと

NG
エアバッグ コンピュータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順5ダイアグコード消去
  1. IG OFFにする。
  2. バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
  3. フロントシートアウタベルトASSY RHにコネクタを接続する。
  4. バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
  5. GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
    イラスト内指示文字 *A
    SRSサイドエアバッグなし
    *B
    SRSサイドエアバッグあり
    *1
    フロントシートアウタベルトASSY RH
    *2
    エアバッグコンピュータASSY
次へ

手順6ダイアグコード点検
  1. IG OFFにする。
  2. IG ONにして60秒間待機する。
  3. GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
    基準ダイアグコードB1900が出力されないこと

NG
フロントシート アウタベルトASSY RH交換 (要領は  参照)
OK
再現手法を実施 (要領は  参照)  
フロントプリテンショナーRH点火回路は、エアバッグコンピュータASSYおよびフロントシートアウタベルトASSY RHで構成されている。作動条件が満たされたとき、フロントシートアウタベルトASSY RHが作動する。

HOME

自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…

自動車修理事例