DTC P0AE2-773 SMRP閉異常 C-HR GR86 RAV4 bZ4x

エスクァイア エスティマ トヨタ ハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー ヴォクシー ヴェルファイア アルファード ノア アクア シエンタ

DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P0AE2773HVバッテリーマイナス側のプリチャージリレー溶着ハイブリッドバッテリジャンクションブロック
インバータASSY(コンバータツキ)

回路図

P0AE6-225の回路図

参照。

点検手順

■ 警 告 ■

  1. 高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
  2. サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。

□ 参 考 □10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサに蓄えられた電気を放電するための時間である。

手順1ダイアグコード読み取り

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
  4. HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    P0E2-773のみ出力
    A
    下表に示すダイアグコードを同時に出力
    B

    DTC No.
    関連ダイアグ
    P0A1A-151、155、156、200、658、659、791、792、793
    モータECU系統No.2
    P0A1B-163、164、168、193、511、512、661、786、794、795、796
    (Fr)モータECU系統No.1
    P0A1D-148
    HVECU系異常
    P0A3F-243
    モータレゾルバ系統
    P0A40-500
    モータレゾルバレンジ外れ
    P0A41-245
    モータレゾルバ系統(Low)
    P0A4B-253
    ジェネレータレゾルバ系統
    P0A4C-513
    ジェネレータレゾルバレンジ外れ
    P0A4D-255
    ジェネレータレゾルバ系統(Low)
    P0A78-266、267、586
    モータインバータ機能異常
    P0A94-442
    昇圧コンバータ系統
    P0AE0-228
    SMR-側異常(High)
    P0AA4-232
    SMR-閉異常
    P0AE7-224
    SMRP異常(High)
    P0C76-523
    PCUディスチャージ異常
    P2511-149
    HV PCU瞬断
    P3004-132
    高電圧配線系統
    P324E-788
    (Fr)モータECU系統
    U0110(詳細すべて)*1
    モータECU通信異常
    □ 参 考 □
    1. *1···(詳細すべて)とは、該当するDTCに対する詳細情報番号がいずれか1つでも出力されている場合は、該当するダイアグコードチャートを参照することを意味する。
    2. 上記ダイアグコードを出力する不具合が原因でP0AE2-773が出力されることがある。この場合、上記ダイアグコードのうち出力されたものを先に点検する。その後、再現試験を行いダイアグコードが出力されないことを確認する。
  5. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順2フリーズフレームデータ確認

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
  4. P0AE2-773のフリーズフレームデータを読み取る。
    結果結果
    飛び先
    昇圧前電圧(VL)が60V未満
    A
    昇圧前電圧(VL)が60V以上
    B
  5. IG OFFにする。

A
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)
B

手順3ハイブリッドバッテリジャンクション ブロック点検

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取りはずす。(要領は参照)
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗値を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    C - D
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (ハイブリッドバッテリジャンクションブロック)
    □ 参 考 □
    1. SMRが溶着している場合、少しの振動で溶着がはずれてしまう可能性があるため、車載状態で点検をおこなう。
    2. フリーズフレームデータの結果が“B”の場合、交換部品はハイブリッドバッテリジャンクションブロックである。導通点検を行うことで現在故障か過去故障かを判断できる。
  2. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取り付ける。(要領は参照)

NG
ハイブリッドバッテリジャンクション ブロック交換 (要領は  参照)
OK
ハイブリッドバッテリジャンクション ブロック交換 (要領は  参照)  

DTC P0AE2-773 SMRP閉異常

HOME

自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…

自動車修理事例