DTC C1249/49 ストップスイッチ断線検出 エスクァイア

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スキッドコントロールコンピュータは、ストップランプスイッチ信号を入力してブレーキ操作の状態をモニターしている。

スキッドコントロールコンピュータは、内部に断線検出回路があり、ストップランプ信号入力線の断線を検知した場合、このコードを出力する。

ダイアグコード詳細コード検出条件不具合箇所
C1249/49231IG1端子電圧が9.5V以上で、ストップランプスイッチ回路の断線が10秒以上継続STOPヒューズ
ストップランプスイッチ回路断線
コネクターの接圧不良、端子の変形、腐蝕
ストップランプスイッチASSY
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ)
ダイアグコードブレーキウォーニングランプ(黄)表示コードABSウォーニングランプ表示コードスリップインジケータランプ表示コード
C1249494245

回路図

C209757J01

点検手順

■ 注 意 ■ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ)を交換した場合は、ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得、リニア弁オフセット学習および緊急ブレーキシグナル学習を行う。(要領は

参照)

手順1ストップランプ点灯点検
  1. ブレーキペダルを踏み、ストップランプが点灯することを確認する。
    基準ストップランプが点灯する

NG
手順 4 へ
OK

手順2ECUデータモニターデータ読み取り(ストップランプスイッチASSY)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、ストップランプスイッチASSYのデータモニターを点検する。

    [システム選択画面: シャシー→ABS·VSC→ECUデータモニター] 項目名
    [記号]
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    ストップスイッチ
    [STP]
    ストップランプスイッチの状態を表す
    表示範囲: OFF / ON
    OFF: ブレーキペダル開放
    ON: ブレーキペダル踏み込み
    -
    基準ブレーキペダル操作に応じて表示が変化する

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順3ダイアグノーシスコード再確認

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
  2. ブレーキペダルを数回踏み、ストップランプが点灯するかテストを行う。
  3. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)

    結果
    結果
    飛び先
    正常
    A
    C1249/49出力
    B

B
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダ ツキ)交換 (要領は  参照)
A
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  

手順4ヒューズ点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. STOPヒューズを取り外す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    STOP(10A)ヒューズ
    常時
    1Ω未満

NG
ヒューズ交換
OK

手順5ストップランプ スイッチASSY点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. STOPヒューズを取り付ける。
  2. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検する。
  3. ストップランプスイッチASSYのコネクターを切り離す。
  4. コネクターケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  5. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    1 - 2
    シャフトを押し込まないとき
    1Ω未満
    1 - 2
    シャフトを押し込んだとき
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (ストップランプスイッチASSY)

NG
ストップランプ スイッチASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順6ワイヤハーネスおよびコネクター点検(スキッドコントロールコンピュータ - ストップランプスイッチASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検する。
  2. スキッドコントロールコンピュータのコネクターを切り離す。
  3. コネクターケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  4. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    33(STP) - 1
    常時
    1Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (スキッドコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ストップランプスイッチASSY接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順7ダイアグノーシスコード再確認

SST09991-70201  

  1. スキッドコントロールコンピュータおよびストップランプスイッチASSYへ車両ハーネスコネクターを接続する。
  2. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
  3. ブレーキペダルを数回踏み、ストップランプが点灯するかテストを行う。
  4. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)

    結果
    結果
    飛び先
    正常
    A
    C1249/49出力
    B

B
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダ ツキ)交換 (要領は  参照)
A
ライティングシステム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は  参照)  
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