DTC C1249/39 ストップランプSW異常 タント ムーヴ

アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス DTC C1249/39 ストップランプSW異常

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は、ストップランプスイッチ信号を入力してペダル操作の状態を検出している。

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は内部に断線検出回路があり、ストップランプスイッチ信号入力線が断線した場合に、ダイアグノーシスコードを出力する。

ダイアグコード検出条件不具合箇所
C1249/39+IG端子電圧が10 to 16Vで、ストップランプ系統の断線が継続コネクターの接圧不良、端子の変形、腐食
ストップランプスイッチASSY系統の異常、接点不良、腐食
ワイヤハーネス断線
ストップランプ系統の腐食による抵抗断線、ランプ切れ
スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)

回路図

C239818J03

点検手順

■ 注 意 ■スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)交換後は、テストモード点検を実施する。(要領は参照)

手順1ストップランプ点灯確認
  1. ブレーキペダルを踏み、ストップランプが点灯することを確認する。
    基準ストップランプが点灯する

NG
手順 5 へ
OK

手順2GTSデータ読み取り(ストップランプスイッチASSY)
  1. GTSを使用して、画面表示に従ってECUデータ項目リストを表示させ る。(要領は参照)

    [GTS画面: シャシ → ABS/VSC → データモニタ] 項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    ストップランプスイッチ
    ストップランプスイッチASSYの状態を表す
    表示範囲: OFF / ON
    OFF:ブレーキペダル開放
    ON:ブレーキペダル踏み込み
    -
    基準ブレーキペダル操作に応じて表示が変化する

NG
手順 9 へ
OK

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(GND系統)
  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。
    基準不具合がない
  2. IG OFFにし、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を切り離す。
  3. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  4. 下表に従って抵抗を測定する。

抵抗値

点検端子点検条件基準値
A1-1(GND1) - ボデーアース常時1Ω未満
*a車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換
OK

手順4ダイアグノーシスコード再確認
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を接続する。
  2. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
  3. ブレーキペダルを数回踏み、ストップランプが点灯するかテストを行 う。
  4. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)
結果飛び先
正常A
ストップランプスイッチ異常のコード出力B

B
ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は  参照)
A
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  

手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(スイッチ電源系統)
  1. STOP(10A)ヒューズが正常なことを確認する。
  2. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検する。
    基準不具合がない
  3. ストップランプスイッチASSYのコネクターB7を切り離す。
  4. コネクターケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  5. 下表に従って電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    B7-1 - ボデーアース
    常時
    11 to 14V
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ストップランプスイッチASSY接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換
OK

手順6ストップランプ スイッチASSY点検
  1. 下表に従って抵抗を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    1 - 3
    シャフトを押し込まないとき
    1Ω未満
    1 - 3
    シャフトを押し込んだとき
    10kΩ以上
    イラスト内指示文字 *a
    コネクター非接続状態
    (ストップランプスイッチASSY)

NG
ストップランプ スイッチASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(スイッチ入力系統)
  1. ストップランプ スイッチASSYのコネクターB7を接続する。
  2. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。
    基準不具合がない
  3. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を切り離す。
  4. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  5. 下表に従って電圧を測定する。

電圧値

点検端子点検条件基準値
A1-2(STP) - ボデーアースブレーキペダル踏み込み → 開放時6V以上 → 2V以下
*a車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換
OK

手順8ダイアグノーシスコード再確認
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を接続する。
  2. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
  3. ブレーキペダルを数回踏み、ストップランプが点灯するかテストを行 う。
  4. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)
結果飛び先
正常A
ストップランプスイッチ異常のコード出力B

□ 参 考 □ライティングシステム正常で、ダイアグノーシスコードを出力する場合は、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)を交換する。(要領は参照)


B
ライティングシステム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は  参照)
A
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  

手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(スイッチ入力系統)
  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。
    基準不具合がない
  2. IG OFFにし、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を切り離す。
  3. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  4. 下表に従って電圧を測定する。

電圧値

点検端子点検条件基準値
A1-2(STP) - ボデーアースブレーキペダル踏み込み→開放時6V 以上 → 2V 以下
*a車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換
OK
ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は  参照)  
DTC   C1249/39   ストップランプSW異常

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