カムシャフトタイミング スプロケットASSY取り付け
1. カムシャフトタイミング スプロケットASSY取り付け
カムシャフトのサービス用六角部をバイス等で固定する ■ 注 意 ■
カムシャフトを傷つけない
カムシャフトタイミングスプロケットASSYが回らないことを確認する
カムシャフトタイミング スプロケットASSYを取り付け、ボルトを締め付ける 基準値T = 47 N・m{ 479 kgf・cm }
カムシャフト取り付け時に、リフトしたバルブとピストンが干渉しないように、クランクシャフトを第1気筒上死点からエンジン回転方向に約60°(クランク角)回しておく ■ 注 意 ■バルブとピストンの干渉によるバルブ折損防止のため
カムシャフトおよびカムシャフトNo.2のカム部とジャーナル部が接触する箇所にエンジンオイルを塗布する イラスト内指示文字 *a エンジンオイル塗布箇所
カムシャフトの1気筒と3気筒のカムノーズがバルブリフタを押さえるようにセットする イラスト内指示文字 *1 カムシャフト *2 カムシャフト No.2 *3 3気筒 *4 1気筒 *5 2気筒
カムシャフトNo.2(排気側)の1気筒と2気筒のカムノーズがバルブリフタを押さえるようにセットする □ 参 考 □カムシャフトタイミング スプロケットASSYのタイミングマークが天方向に向く
カムシャフトタイミング スプロケットASSYのタイミングマークと、チェーンSUB-ASSYのペイントマークが一致するように取り付ける
カムシャフトベアリングキャップNo.1、No.2およびNo.4をそれぞれセットし、取り付けボルトを図の順序で締め付ける 基準値T = 13 N・m{ 127 kgf・cm }■ 注 意 ■ベアリングキャップ頂部に書いてあるフロントマーク(矢印)がエンジンフロント側に向くように取り付ける ベアリングキャップ頂部に書いてある打刻NO.の取り付け位置は下表参照 ベアリングキャップNO.2取り付け位置 打刻No. 取り付け位置 吸排気 気筒番号 I2 吸気側 1気筒 I3 2気筒 I4 3気筒 E2 排気側 1気筒 E3 2気筒 E4 3気筒
3. カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケット取り付け
タイミングチェーンのペイントマークしたリンクと、カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケットのタイミングマークが一致するように組み付ける イラスト内指示文字 *a ペイントマーク *b タイミングマーク
カムシャフトNo.2のノックピンと、カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケットのピン穴を一致させ、カムシャフト No.2にカムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケットを組み付ける □ 参 考 □カムシャフトタイミング スプロケットASSYのタイミングマークが天方向になる
カムシャフトのサービス用六角部をレンチなどで保持し、ユニオンナットレンチ14mmを使用してボルトを締め付ける イラスト内指示文字 *a 駆動 *b 保持 基準値T = 47 N・m{ 479 kgf・cm }
SSTを取りはずしてプランジャのロックを解除する □ 参 考 □カムシャフトのサービス用六角部を使用してカムシャフトを少量左回転(逆回転)させ、プランジャ側のチェーンにたるみを持たせた状態でプランジャのロックを解除する
クランクシャフトを時計回りに2 回転させ、チェーン テンショナ プランジャを作動させる
タイトプラグと取り付け穴を清掃および脱脂をする
タイトプラグのネジ部にアドへシブ1324を塗布する イラスト内指示文字 *1 アドへシブ1324
ロングソケットヘキサゴンレンチ5 mmを使用して、タイトプラグを取り付ける 基準値T = 7.5 N・m{ 77 kgf・cm }
クランクシャフトプーリを正回転させて図の位置(No.1シリンダ排気上死点)にタイミングマークを合わせる イラスト内指示文字 *a タイミングマーク
シックネスゲージを使用して、図の位置のバルブクリアランスを測定する イラスト内指示文字 *a インテーク側 *b エキゾースト側 基準値(冷間時)0.145 to 0.235 mm(インテーク側) 0.265 to 0.355 mm(エキゾースト側) No.1シリンダ圧縮上死点時点検バルブ 第1気筒 第2気筒 第3気筒 IN EX IN EX IN EX - - ○ - - ○ ■ 注 意 ■シックネスゲージはスパークプラグ側(中央側)から挿入する
クランクシャフト プーリを正回転方向に360°回転させ、No.1シリンダ圧縮上死点にする
シックネスゲージを使用して、図の位置のバルブクリアランスを測定する イラスト内指示文字 *a インテーク側 *b エキゾースト側 基準値(冷間時)0.145 to 0.235 mm(インテーク側) 0.265 to 0.355 mm(エキゾースト側) No.1シリンダ排気上死点時点検バルブ 第1気筒 第2気筒 第3気筒 IN EX IN EX IN EX ○ ○ - ○ ○ - ■ 注 意 ■シックネスゲージはスパークプラグ側(中央側)から挿入する
■ 注 意 ■チェーンテンショナがはずれた状態でクランクシャフトを絶対に回転させない
カムシャフトを取りはずす (要領は 参照)
バルブリフタを取りはずす
マイクロメータを使用して、取りはずしたバルブリフタの厚さを測定する イラスト内指示文字 *a バルブリフタの厚さ *b 選択符号マーキング
バルブクリアランスが基準値内になるようにバルブリフタの厚さを算出する 基準値インテーク側:(選択リフタ厚さ)=(取りはずしたリフタ厚さ)+[(測定クリアランス)-0.18 mm] エキゾースト側:(選択リフタ厚さ)=(取りはずしたリフタ厚さ)+[(測定クリアランス)-0.30 mm] □ 参 考 □新品のバルブリフタには不滅インクで識別符号を捺印している 符号 リフタ厚 (mm) 符号 リフタ厚 (mm) 符号 リフタ厚 (mm) 符号 リフタ厚 (mm) 06 4.060 22 4.220 38 4.380 54 4.540 08 4.080 24 4.240 40 4.400 - - 10 4.100 26 4.260 42 4.420 - - 12 4.120 28 4.280 44 4.440 - - 14 4.140 30 4.300 46 4.460 - - 16 4.160 32 4.320 48 4.480 - - 18 4.180 34 4.340 50 4.500 - - 20 4.200 36 4.360 52 4.520 - -
選択したバルブリフタの外周面にエンジンオイルを塗布し、リフタ穴にまっすぐ挿入する ■ 注 意 ■挿入後、バルブリフタが滑らかに回転することを確認する
カムシャフトを取り付ける (要領は 参照)
新品のシリンダヘッドカバー ガスケットをシリンダヘッドカバーSUB-ASSYに取り付ける
8. シリンダヘッド カバーSUB-ASSY取り付け
図の位置にシールパッキンブラックを塗布する イラスト内指示文字 *a シールパッキン ■ 注 意 ■
取り付け面を清掃および脱脂する
シールパッキン塗布後3分以内に取り付ける
取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない
ボルトA2本およびボルトB10本で、シリンダヘッド カバーSUB-ASSYを仮付けする
図の順序で数回に分けてボルトおよびナットを締め付ける 基準値ボルトAT = 10 N・m{ 102 kgf・cm }ボルトBT = 9.5 N・m{ 97 kgf・cm }
各クランプ、コネクタを接続する
9. オイルレベル ゲージSUB-ASSY取り付け
オイルレベル ゲージSUB-ASSYを取り付ける
ボルト3本で、イグニッション コイルASSYを3個取り付ける 基準値T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }■ 注 意 ■落下させたり、強い衝撃を与えた場合は、新品に交換する
イグニッション コイルASSYのコネクター3個を接続する
エアクリーナASSYのピン部をインテークマニホルドのグロメットに取り付ける
エアクリーナASSYのアウトレット部をエアクリーナキャップサポートに取り付ける イラスト内指示文字 *1 エアクリーナASSY *2 エアクリーナキャップサポート *a 底付き ■ 注 意 ■エアクリーナASSYを底付きするまで差込み、エアクリーナキャップサポートのめくれが無いこと
クリップで、ベンチレーションホースをシリンダヘッド カバーSUB-ASSYに取り付ける イラスト内指示文字 *a 車両後方 *b クリップ組み付けツメ範囲(120°) *c クリップ位置(ホース端から0 to 4mm) ■ 注 意 ■クリップのツメの向きおよび高さを図の範囲にして取り付ける
ボルト2本でエアクリーナASSYを取り付ける 基準値T = 8.0 N・m{ 82 kgf・cm }
クリップで、エアクリーナホースNo.1をエアクリーナASSYに取り付ける
エアクリーナホースNo.1のピン部をエアクリーナインレットブラケットNo.1のグロメットに取り付ける
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