DTC C0278/C0279 ソレノイドリレー断線 タント ムーヴ
アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス DTC C0278/C0279 ソレノイドリレー断線
ソレノイドリレーは、ブレーキアクチュエータASSYに内蔵され、各ソレノイドに電力を供給する。
ダイアグコード | 検出条件 | 不具合箇所 |
---|---|---|
C0278/11 | +IGまたはBUP端子電圧が10V以上で、ソレノイドリレーON時、ソレノイドリレーモニタOFF状態が継続 | ABS2ヒューズ ワイヤハーネスの断線またはショート ソレノイドリレーの断線またはショート コネクターの接圧不良、端子の変形、 腐食 スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY) |
C0279/12 | IG ON直後、ソレノイドリレーOFF時、ソレノイドリレーモニタON状態が継続 | ABS2ヒューズ ワイヤハーネスの断線またはショート ソレノイドリレーの断線またはショート コネクターの接圧不良、端子の変形、 腐食 スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY) |
回路図

点検手順
□ 参 考 □ダイアグノーシスコードC0278/11およびC0279/12と同時にC1241/15が検出された場合、先にC1241/15のトラブルシュートを実施すること。(要領は参照)
手順1 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ソレノイドリレー電源系統) |
- コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。
基準不具合がない - スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を切り離す。
- コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
基準変形および腐食がない - 下表に従って電圧を測定する。
電圧値
点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
---|---|---|
A1-12(+BS) - ボデーアース | 常時 | 11 to 14V |
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値
点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
---|---|---|
A1-1(GND1) - ボデーアース | 常時 | 1Ω未満 |
*a | 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター) |
NG ![]() | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 |
OK | |
![]() |
手順2 | ダイアグノーシスコード再確認 |
- スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を接続する。
- GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
- 走行テストを行う。
- ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)
結果 | 飛び先 |
---|---|
正常 | A |
ソレノイドリレー異常コード出力 | B |
□ 参 考 □
- ダイアグノーシスコードが出力されない場合、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクター、ワイヤハーネスおよびヒューズに軽く振動を与え、異常コードが出力しないことを確認する。
- 加振により異常コードを出力した場合は、該当箇所のコネクターまたはワイヤハーネスを点検、修理する。
B ![]() | ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は 参照) |
A | |
![]() | |
不具合再現テスト実施 (要領は 参照) |

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