エスティマ ヤリス クロス プリウス PHV α トヨタ カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プロボックス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー ヴォクシー ヴェルファイア アルファード ノア アクア シエンタ C-HR GR86 ハイブリッド RAV4 bZ4x
シフトコントロールアクチュエータASSYはパーキングロックモータおよび回転角センサで構成されている。
トランスミッションコントロールコンピュータASSY(P制御ECU)はPポジションスイッチ信号をパワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV 機能)から受信し、電流制御によりパーキングロックモータを駆動させ、Pポジション固定←→Pポジション解除の切り替えを行っている。このパーキングロックモータ系統の異常を検出した場合に、トランスミッションコントロールコンピュータASSY(P制御ECU)はダイアグコードを出力する。
DTC No. DTC検出条件 点検部位 C2304 IG ON時(バッテリー電圧8V以上) U相電圧(MUA端子電圧)6V以下を1秒以上継続 補機バッテリー トランスミッションコントロールコンピュータASSY シフトコントロールアクチュエータASSY インテグレーションリレー ワイヤハーネスおよびコネクター C2305 IG ON時(バッテリー電圧8V以上) V相電圧(MVA端子電圧)6V以下を1秒以上継続 C2306 IG ON時(バッテリー電圧8V以上) W相電圧(MWA端子電圧)6V以下を1秒以上継続
回路図
点検手順
■ 注 意 ■
点検手順に補機バッテリー充電の指示があるまで、補機バッテリー脱着およびターミナルの切り離しは行わない。
点検手順にコネクター切り離しの指示があるまで、コネクターの切り離しは行わない。
DTC C2300(アクチュエータ系異常)、C2301(シフト切替時間異常)、C2303(リレー電源ショート異常)、C2304(U相断線·ショート異常)、C2305(V相断線·ショート異常)、C2306(W相断線·ショート異常)、C2307(電源系異常)、C2309(+B断線異常)はSST(TaSCAN)でダイアグコードの消去を行うことができないため、P CON MAINヒューズを60秒以上はずしダイアグコードの消去を行う。
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ダイアグコード フリーズデータ
出力されたダイアグコードを読み取る。 結果結果 飛び先 DTC C2304、C2305、C2306が同時に出力されている A DTC C2304、C2305、C2306のいずれかが出力されている B □ 参 考 □
DTC C2304、C2305、C2306が同時に検出される場合は、パーキングロックモータ(BMA信号)電源系統の不具合が考えられる。
DTC C2304、C2305、C2306がいずれかが検出される場合は、パーキングロックモータ(MUA、MVA、MWA信号)系統の不具合が考えられる。
IG OFF にする。
A
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ダイアグコード フリーズデータ
C2304、C2305、C2306のフリーズフレームデータを読み取る。 結果結果 飛び先 IG電圧 [IGVV] が9V以上 A IG電圧 [IGVV] が9V未満 B
IG OFFにする。
B補機バッテリー交換
A
SST09082-00030 09083-00170
IG ONにする。
SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 E1(DAG0) - ボデーアース IG ON 3.5 to 5.0 V E2(DAG1) - ボデーアース IG ON 3.5 to 5.0 V イラスト内指示文字 *1 コネクター接続状態 (インテグレーションリレー) □ 参 考 □点検結果が基準値を満たしていない場合、インテグレーションリレーに接続されている負荷のハーネスショートが考えられる。結果結果 飛び先 DAG0およびDAG1が基準値内 A DAG0またはDAG1が0.5 V以下 B
IG OFFにする。
A
SST09991-70201
IG ON にする。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ダイアグコード フリーズデータ
ダイアグコードおよびフリーズデータを読み取り記録する。
IG OFF にする。
P CON MAINヒューズをはずし、60秒以上待機する。
再度ダイアグコードを点検し、異常コードが消去されていることを確認する。
次へ
補機バッテリーを充電する。
次へ
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
ブレーキペダルを離し、IG ONにする。 □ 参 考 □READY ON を行わない。
ブレーキペダルを踏み、シフトレバーを定位置からN ポジションに操 作する。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ダイアグコード フリーズデータ
ダイアグコードが出力されているか確認する。 結果結果 飛び先 DTC C2304、C2305、C2306 が出力 A 出力コードなし B
IG OFF にする。
B終了(補機バッテリーの放電)
A
手順7 TaSCANデータ読み取り(U相電圧、V相電圧、W相電圧)
SST09991-70201
SST(TaSCAN) をDLC3 に接続する。
IG ON にする。
SST(TaSCAN) を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ECU データモニター / U相電圧、V相電圧、W相電圧
ECU データモニターを読み取る。 項目名 [記号] 点検条件 基準値 U相電圧 [UVV] IG ON 9 to 14 V V相電圧 [VVV] IG ON 9 to 14 V W相電圧 [WVV] IG ON 9 to 14 V
IG OFF にする。
手順8 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(トランスミッションコントロールコンピュータASSY - シフトコントロールアクチュエータASSY(パーキングロックモータ))
SST09082-00030 09083-00170
トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターAを切り離す。
シフトコントロールアクチュエータASSYのコネクターを切り離す。
SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 A5(MUA) - 1(MUA) IG OFF 1 Ω未満 A2(MVA) - 6(MVA) IG OFF 1 Ω未満 A1(MWA) - 7(MWA) IG OFF 1 Ω未満 抵抗値(短絡)点検端子 点検条件 基準値 A5(MUA)または1(MUA) - 他の端子間およびボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 A2(MVA)または6(MVA) - 他の端子間およびボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 A1(MWA)または7(MWA) - 他の端子間およびボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (トランスミッションコントロールコンピュータASSY接続コネクター) *2 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (シフトコントロールアクチュエータASSY接続コネクター)
シフトコントロールアクチュエータASSYのコネクターを接続する。
トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
手順9 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インテグレーションリレー電源)
SST09082-00030 09083-00170
インテグレーションリレーのコネクターAおよびBを切り離す。
IG ON にする。
SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 B7(BATT) - ボデーアース 常時 9 to 14 V A14(IG1) - ボデーアース IG ON 9 to 14 V イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インテグレーションリレー接続コネクター)
IG OFF にする。
インテグレーションリレーのコネクターを接続する。
NG電源系統点検
OK
手順10 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(シフトコントロールアクチュエータASSY(パーキングロックモータ) - インテグレーションリレー)
SST09082-00030 09083-00170
シフトコントロールアクチュエータASSYのコネクターを切り離す。
インテグレーションリレーのコネクターBを切り離す。
SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 2(BMA) - B8(PCNT) IG OFF 1 Ω未満 抵抗値(短絡)点検端子 点検条件 基準値 2(BMA)またはB8(PCNT) - 他の端子間およびボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (シフトコントロールアクチュエータASSY接続コネクター) *2 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インテグレーションリレー接続コネクター)
インテグレーションリレーのコネクターを接続する。
シフトコントロールアクチュエータASSYのコネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
手順11 シフトコントロール アクチュエータASSY点検
SST09082-00030 09083-00170
トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターAを切り離す。
インテグレーションリレーのコネクターBを切り離す。
SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 A5(MUA) - B8(PCNT) IG OFF 50 Ω未満 A2(MVA) - B8(PCNT) IG OFF 50 Ω未満 A1(MWA) - B8(PCNT) IG OFF 50 Ω未満 抵抗値(短絡)点検端子 点検条件 基準値 A5(MUA) - ボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 A2(MVA) - ボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 A1(MWA) - ボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 B8(PCNT) - ボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (トランスミッションコントロールコンピュータASSY接続コネクター) *2 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インテグレーションリレー接続コネクター)
インテグレーションリレーのコネクターを接続する。
トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターを接続する。
OK
手順12 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(トランスミッションコントロールコンピュータASSY - インテグレーションリレー)
SST09082-00030 09083-00170
トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターAを切り離す。
インテグレーションリレーのコネクターAを切り離す。
SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 A23(BMA) - A7(PCN) IG OFF 1 Ω未満 抵抗値(短絡)点検端子 点検条件 基準値 A23(BMA)またはA7(PCN) - 他の端子間およびボデーアース間 IG OFF 10 kΩ以上 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (トランスミッションコントロールコンピュータASSY接続コネクター) *2 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インテグレーションリレー接続コネクター)
インテグレーションリレーのコネクターを接続する。
トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
手順13 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インテグレーションリレーアース)
SST09082-00030 09083-00170
インテグレーションリレーのコネクターAおよびBを切り離す。
SST( トヨタエレクトリカルテスター) を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値(断線)点検端子 点検条件 基準値 A22(GND1) - ボデーアース IG OFF 1 Ω未満 B3(GND2) - ボデーアース IG OFF 1 Ω未満 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インテグレーションリレー接続コネクター)
インテグレーションリレーのコネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
インテグレーションリレーを交換する。( 要領は 参照)
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…