キーフリーシステム    ドアロックモータ回路 タント ムーヴ

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス アトレーワゴン

スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)は、メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)へロック/アンロック信号を出力する。ロック/アンロック信号を入力したメインボデーECU(ヒューズブロックASSY)は、信号をもとに各ドアロックASSYを駆動する。

回路図

B314282J03

点検手順

■ 注 意 ■

  1. IG OFFでGTSを使用する時は、GTSと車両間の通信が開始するまで、いずれかのドアカーテシスイッチのON ←→ OFF操作(ON ←→ OFFの間隔は1.5秒以内)を繰り返す。
  2. キーフリーシステムには、大規模ボデー多重通信システム[LIN]を使用している機能がある。まず始めに[トラブルシュートの進め方]に従いダイアグコードを確認し、通信系統に異常のないことを確認してからトラブルシューティングを進める。(要領は参照)
  3. 車室内に他のエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)がないことを確認する。
  4. エレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)またはスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)を交換したときは、イモビライザーの資料編登録作業要領を参照する。
  5. 修理完了後に不具合現象が再発しないことを確認する。

手順1GTSアクティブテスト実施
  1. GTSを使用して、各ドアロックASSYのアクティブテストを行う。(要領は参照)
    □ 参 考 □全ドア閉状態で点検する。
    [GTS画面:ボデー → KFS → アクティブテスト] 項目
    駆動
    ドアロック制御
    ON/OFF
    ドアアンロック制御
    ON/OFF

NG
手順 2 へ
OK
症状別一覧に示された、次の点検回路へ (要領は  参照)  

手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(キーフリーECU - メインボデーECU)
  1. スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のコネクターB9を切り離す。
  2. メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)のコネクター2Iを切り離す。
  3. 下表に従って抵抗を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    B9-19(ANS) - 2I-14(KL)
    常時
    1 Ω未満
    B9-19(ANS) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順3電気式ドアロック作動点検
  1. 運転席ドアロックノブを操作したとき、全ドアがロック/アンロック作動することを確認する。
    基準正常に作動する

NG
電気式ドアロックシステムへ (要領は  参照)
OK

手順4メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)交換
  1. 新品または正常に作動するメインボデーECU(ヒューズブロックASSY)に交換する。(要領は参照)
次へ

手順5キーフリーシステム作動点検
  1. リクエストスイッチを操作したとき、全ドアがロック/アンロック作動することを確認する。
    基準正常に作動する

NG
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換(要領は資料編登録作業要領参照)
OK
終了(メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)不良) 
キーフリーシステム    ドアロックモータ回路

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