ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス キー抜き忘れウォーニングシステム
メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)は、イグニッションキーシリンダーのキー有無および運転席ドアの開閉を、アンロックウォーニングスイッチとカーテシランプスイッチ(フロントRH)により感知し、その情報をLIN通信によって、コンビネーションメータASSYに送信している。コンビネーションメータASSYは、カーテシランプスイッチ(フロントRH)開の信号と、キーありの信号からキー抜き忘れと判断し、コンビネーションメータASSYに内蔵しているブザーを断続吹鳴させる。
回路図
点検手順
■ 注 意 ■キー抜き忘れウォーニングシステムには、大規模ボデー多重通信システム[LIN]を使用している機能がある。まず始めに“トラブルシュートの進め方”に従い、通信系統に異常のないことを確認してからトラブルシューティングを進める。(要領は参照)
□ 参 考 □トラブルシュートを実施する前にこの回路のヒューズを点検すること。
- GTSをDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- GTSの画面表示に従い、[ボデー] → [ITC] - [データモニタ] - [D席ドアカーテシSW]を読み取る。
[GTS画面:ボデー → ITC → データモニタ] 項目名
項目説明/表示範囲
標準値
備考
D席ドアカーテシSW
運転席ドアカーテシランプスイッチの状態
表示範囲:OFF/ON
OFF:運転席のドアを閉める
ON:運転席のドアを開ける
-
基準データモニタの値が正常であること
OK | |
| |
- GTSをDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- GTSの画面表示に従い、[ボデー] → [ITC] - [データモニタ] - [KEY SW]を読み取る。
[GTS画面:ボデー → ITC → データモニタ] 項目名
項目説明/表示範囲
標準値
備考
KEY SW
アンロックウォーニングスイッチの状態
表示範囲:OFF/ON
OFF:イグニッションキーシリンダーにキーなし
ON:イグニッションキーシリンダーにキーあり
-
基準データモニタの値が正常であること
OK | |
| |
手順3 | コンビネーションメータASSY点検(テールランプ消し忘れウォーニングブザー) |
- ヘッドランプディマスイッチASSYをTAIL位置にして、ランプを点灯させる。
- 運転席ドアを開けたとき、コンビネーションメータASSY内のブザーが断続吹鳴することを確認する。
基準ブザーが断続吹鳴する。
□ 参 考 □キー抜き忘れウォーニングブザーとテールランプ消し忘れウォーニングブザーは、同じブザーを使用している。
手順4 | ステアリングアッパコラム ブラケットASSY(スイッチ ツキ)単体点検(アンロックウォーニングスイッチ) |
- ステアリングアッパコラムブラケットASSY(スイッチツキ)のコネクターB3を切り離す。
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
1 - 5
イグニッションキーシリンダーにキーを挿入しないとき
10 kΩ以上
1 - 5
イグニッションキーシリンダーにキーを挿入したとき
1 Ω未満
イラスト内指示文字 *a
コネクター非接続状態
(ステアリングアッパコラムブラケットASSY(スイッチツキ))
NG | ステアリングアッパコラム ブラケットASSY(スイッチ ツキ)交換 (要領は 参照) |
|
OK | |
| |
手順5 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ステアリングアッパコラムブラケットASSY(スイッチツキ) - バッテリ) |
- 下表に従って電圧を測定する。
電圧値点検端子
点検条件
基準値
B3-1 - ボデーアース
常時
11 to 14 V
*a | 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (ステアリングアッパコラムブラケットASSY(スイッチツキ)接続コネクター) |
NG | ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換 |
|
OK | |
| |
手順6 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ステアリングアッパコラムブラケットASSY(スイッチツキ) - メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)) |
- メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)のコネクター2Iを切り離す。
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
B3-5 - 2I-15
常時
1 Ω未満
B3-5 - ボデーアース
常時
10 kΩ以上
NG | ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換 |
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自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…