CAN通信システム エアコンECU通信途絶モード タント

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴ アトレーワゴン CAN通信システム エアコンECU通信途絶モード タント

診断項目症状疑わしい箇所
エアコンECU通信途絶モードどちらかの項目に当てはまる場合
GTSの‘バス診断’画面に‘オートエアコン’が表示されない(要領は参照)
ダイアグコード組み合わせ表の‘エアコンECU通信途絶モード’にあてはまる(要領は参照)
ヒータコントロールASSY支線断線またはコネクター
ヒータコントロールASSY電源系統異常
ヒータコントロールASSY内部異常

回路図

C264121J02

点検手順

■ 注 意 ■

  1. CANバスの抵抗値を測定する場合はIG OFF後、キー操作、スイッチ操作、ドア開閉をせずに1分以上放置してからバッテリを切り離し、再度1分以上経過してから抵抗値を測定する
  2. CAN通信系のダイアグコードが出力している場合は必ず「トラブルシュートの進め方」からトラブルシュートを行う (要領は参照)
  3. 修理完了後、DTC確認手順を実行して、DTCが出力されていないかを確認する
    DTC確認手順:IG ONにして、7秒以上待機
  4. 修理完了後、バス診断を行い、CAN通信に接続されているECUおよびセンサが全て表示されていることを確認する (要領は参照)
  5. IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する (要領は参照)
  6. トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること

□ 参 考 □

  1. 各コネクターを点検する際、コネクターを切り離す前にコネクターケースを接続方向に押し、かん合のゆるみ、抜けが発生していないことを確認する
  2. コネクターを切り離した際、コネクター端子およびコネクターケースに破損、変形、腐食などがないことを確認する

手順1CANバス支線断線点検(ヒータコントロールASSY支線)
  1. バッテリマイナスターミナルを切り離し、ヒータコントロールASSYの車両ハーネスコネクターP1を切り離す
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ヒータコントロールASSY)
  2. 下表に従って抵抗を測定する
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    P1-13(CANH) - P1-14(CANL)
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    54 to 69 Ω

NG
手順 3 へ
OK

手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源系統)
  1. 下表に従って抵抗を測定する
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ヒータコントロールASSY)
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    P1-31(GND) - ボデーアース
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    1 Ω未満
  2. バッテリマイナスターミナルを接続する
  1. 下表に従って電圧を測定する
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    P1-1(IG) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ヒータコントロールASSY)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
ヒータ コントロールASSY交換 (要領は  参照)  

手順3CANバス支線断線点検(ヒューズブロックASSY - ヒータコントロールASSY)
  1. ヒータコントロールASSYの車両ハーネスコネクターP1を接続する
  1. ヒューズブロックASSYの車両ハーネスコネクター2Fを切り離す
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ヒューズブロックASSY)
  2. 下表に従って抵抗を測定する
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    2F-4(CANH) - 2F-12(CANL)
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    200 Ω 以上

NG
CANバス支線またはコネクター修理または交換(ヒューズブロックASSY - ヒータコントロールASSY)
OK

手順4CANバス支線断線点検(ヒューズブロックASSY - CAN J/C 1)
  1. ヒューズブロックASSYの車両ハーネスコネクター2Hを切り離す
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ヒューズブロックASSY)
  2. 下表に従って抵抗を測定する
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    2H-5(CANH) - 2H-14(CANL)
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    54 to 69 Ω

NG
CANバス支線またはコネクター修理または交換(ヒューズブロックASSY - CAN J/C 1)
OK
ヒューズ ブロックASSY交換 (要領は  参照)  
CAN通信システム    エアコンECU通信途絶モード

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