DTC U0235/73 CAN通信異常(FRD→DSS) エスクァイア

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ドライビングサポートコンピュータは、車速、操舵角度および操舵方向の情報をミリメータウェーブレーダセンサASSYに送信している。ミリメータウェーブレーダセンサASSYは、先行車の有無、車間距離および相対速度等の情報をドライビングサポートコンピュータに送信する。ドライビングサポートコンピュータは、この情報を基にクルーズコントロール制御を行う。

ダイアグコード検出条件
診断条件
異常状態
検出状態
不具合箇所
U0235/73IG ON、レーダークルーズコントロールシステム作動時(車両制御モード)
ミリメータウェーブレーダセンサASSYからドライビングサポートコンピュータへの通信データが異常
1秒以上継続
ミリメータウェーブレーダセンサASSY
ワイヤハーネスまたはコネクター(ミリメータウェーブレーダセンサASSY - ドライビングサポートコンピュータ)
ドライビングサポートコンピュータ

回路図

A219430J01

点検手順

■ 注 意 ■

  1. ミリメータウェーブレーダセンサASSYを新品に交換した場合は、必ず光軸調整を行う。(要領は参照)
  2. このダイアグコードの原因として、コネクターのかん合不良の可能性が考えられる為、各コネクターが確実にかん合していることを確認する。

手順1CAN通信点検

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、CANバス診断を行い、CAN通信システムの点検を行う。
    基準CAN通信システム正常

NG
CAN通信システムへ (要領は  参照)
OK

手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ミリメータウェーブレーダセンサASSY電源回路)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は

参照。SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ミリメータウェーブレーダセンサASSYのコネクターを切り離す。
  2. IG ONにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ミリメータウェーブレーダセンサASSY車両側コネクター - ボデーアース間の電圧値を測定する。
    電圧値点検端子
    ミリメータウェーブレーダセンサASSY - ボデーアース
    点検条件
    基準値
    5(IGB) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ミリメータウェーブレーダセンサASSY接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(ミリメータウェーブレーダセンサASSY - IG1 No.1リレー)
OK

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ミリメータウェーブレーダセンサASSY - ボデーアース)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は

参照。SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ミリメータウェーブレーダセンサASSYのコネクターを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ミリメータウェーブレーダセンサASSY車両側コネクター - ボデーアース間の抵抗値を測定する。
    抵抗値点検端子
    ミリメータウェーブレーダセンサASSY - ボデーアース
    点検条件
    基準値
    2(SGND) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ミリメータウェーブレーダセンサASSY接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(ミリメータウェーブレーダセンサASSY - ボデーアース)
OK

手順4ミリメータウェーブレーダ センサASSY交換
  1. 新品のミリメータウェーブレーダセンサASSYと交換する。(要領は参照)
  2. ミリメータウェーブレーダセンサASSYの光軸調整を行う。(要領は参照)
次へ

手順5ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順6ダイアグコード確認(レーダークルーズコントロールシステム)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両をダイアグコード検出時の条件にする。
    □ 参 考 □検出条件を満たさないと、システムが異常を検出できない。
    1. 車速を40 km/h以上にする。
    2. クルーズコントロールメインスイッチのメインスイッチ(ON-OFFスイッチ)をONにする。
    3. -SETスイッチを押し、レーダークルーズコントロール制御(車間制御モード)を行う。
  4. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[診断] - [パワトレ] - [ミリ波レーダー] - [ダイアグコードフリーズデータ]を表示させ、ダイアグコードを確認する。(要領は参照)
    基準ダイアグコードU0235が出力されない
    □ 参 考 □U0235が出力されない場合は、交換前のミリメータウェーブレーダセンサASSYの不良。

B
ドライビングサポートコンピュータ交換 (要領は  参照)
A
終了 
DTC U0235/73 CAN通信異常(FRD→DSS) トヨタ

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