DTC P0A08-264 DCDCコンバータ系統  ヴォクシー

ヴェルファイア シエンタ アクア アルファード ノア C-HR GR86 RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー

ハイブリッドビークルコンバータはHVバッテリーのDC201.6VをDC12Vに変換し、車両のランプ、オーディオおよび各ECU等に電源を供給している。また、同時に補機バッテリの充電を行っている。

DC201.6Vは、トランジスタブリッジ回路でいったん交流に変換し、トランスにて低電圧に降下した後、整流、平滑(直流化)してDC12Vに変換している。

ハイブリッドビークルコンバータは、補機バッテリ端子の電圧が一定になるように出力電圧を制御している。

パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)はNODD信号線により、ハイブリッドビークルコンバータへ停止命令の送信および12V充電系統の正常·異常状態の受信をしている。

ハイブリッドビークルコンバータが作動不良になると走行不能となるため、パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)でハイブリッドビークルコンバータの作動を監視して異常を検出する。

A217225J01
DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P0A08264ハイブリッドビークルコンバータの異常ワイヤハーネスまたはコネクター
インバータウォータポンプASSY(モータツキ)
インバータ冷却システム
ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY
ジェネレータケーブル
モータケーブル
フレームワイヤ
インバータASSY(コンバータツキ)
ヒュージブルリンクブロックASSY (MAIN)
ヒューズ(DC/DC-S、IGCT、IGCT No. 2)
ヒュージブルリンク(DC/DC)

回路図

A222523J01

点検手順

■ 警 告 ■

  1. 高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、IG OFFにする。また、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
  2. サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。

□ 参 考 □10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサが放電するための時間である。

手順1ダイアグコード読み取り(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ

結果

結果飛び先
P0A08-264のみ出力A
下表に示すダイアグコードを同時に出力B
DTC No.関連ダイアグ
P0A93-346インバータ冷却系統
P0A94-547、548、549昇圧コンバータ系統
P0AA6-526、613高電圧系絶縁異常
P0ADB-227SMR+側異常(Low)
P0ADF-229SMR-側異常(Low)
P0AE6-225SMRP異常(Low)
P0C73-776インバータウォータポンプ制御系統
P3004-131、803高電圧配線系統
P314A-828インバータウォータポンプ回転数異常
  1. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順2ヒューズ点検(IGCT NO. 2)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. 補機バッテリーのマイナスターミナルを切り離す。
  2. IGCT No. 2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    IGCT No. 2ヒューズ端子間
    常時
    1 Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCT No. 2ヒューズ
  2. IGCT No. 2ヒューズを取り付ける。

NG
手順 27 へ
OK

手順3ヒューズ点検(DC/DC-S)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. DC/DC-SヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    DC/DC-Sヒューズ端子間
    常時
    1 Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    DC/DC-Sヒューズ
  3. DC/DC-Sヒューズを取り付ける。

NG
手順 29 へ
OK

手順4ヒューズ点検(IGCT)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCTヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    IGCTヒューズ端子間
    常時
    1 Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCTヒューズ
  3. IGCTヒューズを取り付ける。

NG
手順 31 へ
OK

手順5ヒュージブルリンク点検(DC/DC)

SST09082-00030  

  1. エンジンルームジャンクションロックASSYからコネクターAを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A1 - ターミナルB
    常時
    1 Ω未満
  3. ヒュージブルリンク(DC/DC)の取り付け状態を点検する。
    基準確実に取り付けられていること。
  4. コネクターAをエンジンルームジャンクションロックASSYに接続する。

NG
ヒュージブルリンク ブロックASSY交換(DC/DC)
OK

手順6コネクター接続状態点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータコネクター)
  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順7コネクター接続状態点検(インバータASSY(コンバータツキ)低圧コネクター)

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。

■ 注 意 ■

A214648

コネクターを切り離す前に、ロックのツメが浮いていないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。

  1. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない
    □ 参 考 □コネクター接続時は、ロックレバーを上げた状態で奥まで差し込み、ロック音がするまで確実にロックレバーを倒す。接続後、ロックのツメが浮いてないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。

NG
確実に接続する
OK

手順8高電圧系絶縁点検

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
  1. インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
  1. メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    ジェネレータU - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    1 MΩ以上
    ジェネレータV - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    1 MΩ以上
    ジェネレータW - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    1 MΩ以上
    モータU - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    1 MΩ以上
    モータV - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    1 MΩ以上
    モータW - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    1 MΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    ジェネレータ用三相交流ケーブル
    *2
    モータ用三相交流ケーブル
    □ 参 考 □ジェネレータ用三相交流ケーブルおよびモータ用三相交流ケーブルは接続した状態で点検する。
  2. インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)に取り付ける。

NG
手順 18 へ
OK

手順9AMD端子台接続状態点検

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
  1. AMD端子(エンジンルームジャンクションブロックASSY側)のアーク痕の有無を確認する。
  2. AMD端子(エンジンルームジャンクションブロックASSY側)の接続状態を点検する。

基準値T=8.3 N*m {85 kgf*cm}
結果

結果飛び先
アーク痕接続状態
緩みおよび接触不良がないA
緩みおよび接触不良があるB
-C

B
確実に接続する

C
不具合部品交換
A

手順10AMD端子台点検(エンジンルームジャンクションブロックASSY側)

SST09082-00030  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    AMD端子(エンジンルームジャンクションブロックASSY側) - ボデーアース
    IG OFF
    補機バッテリー電圧相当

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順11ワイヤハーネスおよびコネクター点検

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A11(S) - ボデーアース
    常時
    補機バッテリー電圧相当
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
  2. IG ONにする。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため、絶対にREADY ONを行わない。□ 参 考 □サービスプラググリップを取りはずした状態でIG ONにするとインターロックスイッチ系統のDTC P0A0D-350が出力される。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A1(IGCT) - ボデーアース
    IG ON
    補機バッテリー電圧相当
    ■ 注 意 ■コネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードを記憶するため、点検後ダイアグコードを消去する。
  4. IG OFFにする。
  5. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順12パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検(NODD内部抵抗値)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A12(NODD) - ボデーアース
    IG OFF
    120 to 140 kΩ
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
  2. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。

NG
手順 20 へ
OK

手順13DC/DCコンバータ機能点検

SST09082-00030  
□ 参 考 □直接AMD端子にAC/DC400Aプローブを取り付けるスペースがないため、バッテリーの持ち出し電源を点検する。

  1. AC/DC400Aプローブを補機バッテリープラスラインに取り付ける。
  2. サービスプラググリップを取り付ける。
  3. READY ONにし、補機バッテリーに流れ込む電流値が10A以下になるまで放置する。
  1. READY ON状態でヘッドライトHI、ブロワーモータHIおよびデフォッガONにする。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電流を点検する。
    電流値項目
    点検条件
    基準値
    補機バッテリーからの持ち出し電流
    READY ON
    (ヘッドライトHI)
    (ブロワーモータHI)
    (デフォッガON)
    0 A以下
    (補機バッテリーからの持ち出しがない)
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    補機バッテリープラス端子 - 補機バッテリーマイナス端子
    READY ON
    (ヘッドライトHI)
    (ブロワーモータHI)
    (デフォッガON)
    13 to 15 V
  4. IG OFFにする。

NG
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)
OK

手順14冷却水量点検
  1. リザーブタンクASSYにLowレベル以上冷却水が入っていることを確認する。
  2. 冷却水漏れがないことを点検する。
    結果 結果
    飛び先
    水漏れなし、リザーブタンクASSYにLowレベル以上冷却水が残っている
    A
    水漏れなし、リザーブタンクASSY内が空
    B
    水漏れあり
    C
    □ 参 考 □水漏れ修理および冷却水補充後、HVのアクティブテスト“ウォータポンプ”およびTCCSのアクティブテスト“電動ファン”を実施し、異常がないことを確認する。

B
冷却水補充

C
冷却水漏れ修理および冷却水補充
A

手順15冷却系ホース点検
  1. 冷却系ホースが折れ曲がっていないか、または、閉塞していないか点検する。

NG
正常な状態になおす
OK

手順16TaSCANアクティブテスト実施(電動ファン)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。:診断/パワトレ/TCCS/アクティブテスト/電動ファン
  4. アクティブテストを実施する。
    基準クーリングファンが回転する
  5. IG OFFにする。

NG
クーリングファンシステム点検 (要領は  参照)
OK

手順17冷却液点検(凍結点検)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ON にして、SST(TaSCAN) の画面表示に従ってフリーズフレーム データの“外気温(AMTM)”を読み取る。
  3. フリーズフレームデータ“外気温(AMTM)”が凍結温度以下になっていないか確認する。
    結果結果
    飛び先
    外気温(AMTM)がLLC凍結温度より高い
    A
    外気温(AMTM)がLLC凍結温度以下
    B
    □ 参 考 □
    1. LLC濃度30%では-15°Cで凍結、LLC濃度50%では-35°Cで凍結する。
    2. LLCが凍結するとLLCが循環しないためインバータASSY(コンバータツキ)内の水温が上昇し、ダイアグを検出する場合がある。
    3. LLC凍結によりウォータポンプが回転できない場合もダイアグを検出する。
    4. LLC凍結によりダイアグ検出した場合は、不具合が再現しないため、LLCの交換履歴およびダイアグ検出時の外気温度から凍結の有無を判断する。
  4. IG OFFにする。

B
手順 21 へ
A
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)  

手順18ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(ジェネレータ)

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
  1. インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
  1. ジェネレータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。
    イラスト内指示文字 *1
    ジェネレータ用三相交流ケーブル
  1. メガオームテスター(500 Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷するおそれがある。抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    U - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    V - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    W - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    ジェネレータケーブル非接続状態
    *2
    シールド線アース
  2. ジェネレータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)に接続する。
  3. インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)に取り付ける。

NG
手順 23 へ
OK

手順19ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(モータ)

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
  1. インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
  1. モータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。
    イラスト内指示文字 *1
    モータ用三相交流ケーブル
  1. メガオームテスター(500 Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷するおそれがある。抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    U - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    V - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    W - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    モータケーブル非接続状態
    *2
    シールド線アース
  2. モータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)に接続する。
  3. インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)に取り付ける。

NG
手順 25 へ
OK
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)  

手順20パワーマネジメントコントロール コンピュータ単体点検(NODD内部抵抗)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータの全てのコネクターを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A21(NODD) - C6(E1)
    IG OFF
    120 to 140 kΩ
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ)
  3. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
OK
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 

手順21冷却液交換
  1. 適切な濃度のLLCと交換する。(要領は参照)
次へ

手順22インバータウォータポンプASSY(モータツキ)点検
  1. 走行テストを実施し、ダイアグコードが入力しないことを確認する。
    結果ダイアグコードが入力しない。

NG
インバータウォータポンプASSY(モータツキ)交換 (要領は  参照)
OK
終了 

手順23ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(ジェネレータケーブル接続状態点検)

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ)を取りはずす。
  1. ジェネレータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。
    基準値ボルトA:T=20 N·m {204 kgf·cm}
    ボルトB:T=10 N·m {102 kgf·cm}
    ■ 注 意 ■
    1. ボルトAの締め付けトルクが必ず16 to 24 N·m (163 to 245 kgf·cm)の範囲に入っていること。
    2. ボルトBの締め付けトルクが必ず8 to 12 N·m (82 to 122 kgf·cm)の範囲に入っていること。
  2. ジェネレータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYから切り離す。
  3. ジェネレータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。
    結果結果
    飛び先
    接続に緩みおよび接触不良がない
    アーク痕がない
    A
    接続に緩みおよび接触不良がある
    アーク痕がある
    B
    接続に緩みおよび接触不良がある
    アーク痕がない
    C
    接続に緩みおよび接触不良がない
    アーク痕がある
    B
  4. ジェネレータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYに接続する。
  5. インバータASSY(コンバータツキ)を取り付ける。

B
不具合部品交換

C
確実に接続する
A

手順24ジェネレータ ケーブル点検

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用してから作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. ジェネレータケーブルを取りはずす。
  1. メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗 を点検する。
    ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 V にセットする。500 V より高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    U - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    V - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    W - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    ジェネレータケーブル
    (インバータASSY(コンバータツキ)側)
    *2
    シールド線アース
    *3
    ジェネレータケーブル
    (ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY側)
    ■ 注 意 ■三相交流ケーブルの各端子がボデーアースに接触しないように保護テープを巻く。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    U - U
    IG OFF
    1 Ω未満
    V - V
    IG OFF
    1 Ω未満
    W - W
    IG OFF
    1 Ω未満
    U - V
    IG OFF
    100 MΩ以上
    V - W
    IG OFF
    100 MΩ以上
    W - U
    IG OFF
    100 MΩ以上
  3. ジェネレータケーブルを取り付ける。

NG
ジェネレータ ケーブル交換 (要領は  参照)
OK
ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY交換 (要領は  参照)  

手順25ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(モータケーブル接続状態点検)

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  1. モータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。
    基準値T=10 N·m {102 kgf·cm}
    ■ 注 意 ■ボルトの締め付けトルクが必ず8 to 12 N·m(82 to 122 kgf·cm)の範囲に入っていること。
  2. モータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYから切り離す。
  3. モータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。
    結果結果
    飛び先
    接続に緩みおよび接触不良がない
    アーク痕がない
    A
    接続に緩みおよび接触不良がある
    アーク痕がある
    B
    接続に緩みおよび接触不良がある
    アーク痕がない
    C
    接続に緩みおよび接触不良がない
    アーク痕がある
    B
  4. モータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYに接続する。

B
不具合部品交換

C
確実に接続する
A

手順26モータ ケーブル点検

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用してから作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. モータケーブルを取りはずす。
  1. メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 V にセットする。500 V より高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    U - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    V - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    W - ボデーアースおよびシールド線アース
    IG OFF
    100 MΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    モータケーブル
    (インバータASSY(コンバータツキ)側)
    *2
    シールド線アース
    *3
    モータケーブル
    (ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY側)
    ■ 注 意 ■三相交流ケーブルの各端子がボデーアースに接触しないように保護テープを巻く。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    U - U
    IG OFF
    1 Ω未満
    V - V
    IG OFF
    1 Ω未満
    W - W
    IG OFF
    1 Ω未満
    U - V
    IG OFF
    100 MΩ以上
    V - W
    IG OFF
    100 MΩ以上
    W - U
    IG OFF
    100 MΩ以上
  3. モータケーブルを取り付ける。

NG
モータ ケーブル交換 (要領は  参照)
OK
ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY交換 (要領は  参照)  

手順27ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータASSY(コンバータツキ) - エンジンルームジャンクションブロックASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
  1. IGCT No. 2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCT No. 2ヒューズ
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    A219682J02

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
    *2
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *3
    IGCT No. 2ヒューズ
    -
    -
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A1(IGCT)または2(IGCT No. 2ヒューズ) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
  2. IGCT No. 2ヒューズを取り付ける。
  3. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。

NG
手順 32 へ
OK

手順28インバータASSY(コンバータ ツキ)交換
  1. インバータASSY(コンバータツキ)を交換する。(要領は参照)
次へ
ヒューズ交換(IGCT NO. 2) 

手順29ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータASSY(コンバータツキ) - エンジンルームジャンクションブロックASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
  1. DC/DC-SヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    DC/DC-Sヒューズ
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    A216631J01

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
    *2
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *3
    DC/DC-Sヒューズ
    -
    -
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A11(S)または2(DC/DC-Sヒューズ) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
  2. DC/DC-Sヒューズを取り付ける。
  3. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。

NG
手順 33 へ
OK

手順30インバータASSY(コンバータ ツキ)交換
  1. インバータASSY(コンバータツキ)を交換する。(要領は参照)
次へ
ヒューズ交換(DC/DC-S) 

手順31エンジンルームジャンクションブロックASSY点検(IGCTリレー、IGCTヒューズ、IGCT No. 2ヒューズ)
  1. IGCTリレー、IGCTヒューズおよびIGCT No. 2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCTヒューズ
    *3
    IGCT No. 2ヒューズ
    *4
    IGCTリレー
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    3(IGCTリレーホルダ) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    5(IGCTリレーホルダ) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCTリレー
  2. IGCTリレー、IGCTヒューズおよびIGCT No. 2ヒューズを取り付ける。

NG
エンジンルームジャンクションブロックASSY修理または交換
OK
ヒューズ交換(IGCT) 

手順32ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
次へ
ヒューズ交換(IGCT NO. 2) 

手順33ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
次へ
ヒューズ交換(DC/DC-S) 

DTC P0A08-264 DCDCコンバータ系統 トヨタ

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