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ハイブリッドビークルコンバータはHVバッテリーのDC201.6VをDC12Vに変換し、車両のランプ、オーディオおよび各ECU等に電源を供給している。また、同時に補機バッテリの充電を行っている。
DC201.6Vは、トランジスタブリッジ回路でいったん交流に変換し、トランスにて低電圧に降下した後、整流、平滑(直流化)してDC12Vに変換している。
ハイブリッドビークルコンバータは、補機バッテリ端子の電圧が一定になるように出力電圧を制御している。
パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)はNODD信号線により、ハイブリッドビークルコンバータへ停止命令の送信および12V充電系統の正常·異常状態の受信をしている。
ハイブリッドビークルコンバータが作動不良になると走行不能となるため、パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)でハイブリッドビークルコンバータの作動を監視して異常を検出する。
DTC No. 詳細情報番号 DTC検出条件 点検部位 P0A08 264 ハイブリッドビークルコンバータの異常 ワイヤハーネスまたはコネクター インバータウォータポンプASSY(モータツキ) インバータ冷却システム ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY ジェネレータケーブル モータケーブル フレームワイヤ インバータASSY(コンバータツキ) ヒュージブルリンクブロックASSY (MAIN) ヒューズ(DC/DC-S、IGCT、IGCT No. 2) ヒュージブルリンク(DC/DC)
回路図
点検手順
■ 警 告 ■
高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、IG OFFにする。また、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。
□ 参 考 □10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサが放電するための時間である。
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
結果
結果 飛び先 P0A08-264のみ出力 A 下表に示すダイアグコードを同時に出力 B
DTC No. 関連ダイアグ P0A93-346 インバータ冷却系統 P0A94-547、548、549 昇圧コンバータ系統 P0AA6-526、613 高電圧系絶縁異常 P0ADB-227 SMR+側異常(Low) P0ADF-229 SMR-側異常(Low) P0AE6-225 SMRP異常(Low) P0C73-776 インバータウォータポンプ制御系統 P3004-131、803 高電圧配線系統 P314A-828 インバータウォータポンプ回転数異常
IG OFFにする。
A
SST09082-00030 09083-00170
補機バッテリーのマイナスターミナルを切り離す。
IGCT No. 2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 IGCT No. 2ヒューズ端子間 常時 1 Ω未満 イラスト内指示文字 *1 エンジンルームジャンクションブロックASSY *2 IGCT No. 2ヒューズ
IGCT No. 2ヒューズを取り付ける。
OK
SST09082-00030 09083-00170
DC/DC-SヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 DC/DC-Sヒューズ端子間 常時 1 Ω未満 イラスト内指示文字 *1 エンジンルームジャンクションブロックASSY *2 DC/DC-Sヒューズ
DC/DC-Sヒューズを取り付ける。
OK
SST09082-00030 09083-00170
IGCTヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 IGCTヒューズ端子間 常時 1 Ω未満 イラスト内指示文字 *1 エンジンルームジャンクションブロックASSY *2 IGCTヒューズ
IGCTヒューズを取り付ける。
OK
SST09082-00030
エンジンルームジャンクションロックASSYからコネクターAを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 A1 - ターミナルB 常時 1 Ω未満
ヒュージブルリンク(DC/DC)の取り付け状態を点検する。 基準確実に取り付けられていること。
コネクターAをエンジンルームジャンクションロックASSYに接続する。
NGヒュージブルリンク ブロックASSY交換(DC/DC)
OK
手順6 コネクター接続状態点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータコネクター)
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクター接続状態を点検する。 基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない
NG確実に接続する
OK
手順7 コネクター接続状態点検(インバータASSY(コンバータツキ)低圧コネクター)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
■ 注 意 ■
コネクターを切り離す前に、ロックのツメが浮いていないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクター接続状態を点検する。 基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない □ 参 考 □コネクター接続時は、ロックレバーを上げた状態で奥まで差し込み、ロック音がするまで確実にロックレバーを倒す。接続後、ロックのツメが浮いてないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。
NG確実に接続する
OK
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 ジェネレータU - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 1 MΩ以上 ジェネレータV - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 1 MΩ以上 ジェネレータW - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 1 MΩ以上 モータU - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 1 MΩ以上 モータV - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 1 MΩ以上 モータW - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 1 MΩ以上 イラスト内指示文字 *1 ジェネレータ用三相交流ケーブル *2 モータ用三相交流ケーブル □ 参 考 □ジェネレータ用三相交流ケーブルおよびモータ用三相交流ケーブルは接続した状態で点検する。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)に取り付ける。
OK
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
AMD端子(エンジンルームジャンクションブロックASSY側)のアーク痕の有無を確認する。
AMD端子(エンジンルームジャンクションブロックASSY側)の接続状態を点検する。
基準値T=8.3 N*m {85 kgf*cm} 結果
結果 飛び先 アーク痕 接続状態 無 緩みおよび接触不良がない A 無 緩みおよび接触不良がある B 有 - C
B確実に接続する C不具合部品交換
A
手順10 AMD端子台点検(エンジンルームジャンクションブロックASSY側)
SST09082-00030 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 AMD端子(エンジンルームジャンクションブロックASSY側) - ボデーアース IG OFF 補機バッテリー電圧相当
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 A11(S) - ボデーアース 常時 補機バッテリー電圧相当 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
IG ONにする。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため、絶対にREADY ONを行わない。□ 参 考 □サービスプラググリップを取りはずした状態でIG ONにするとインターロックスイッチ系統のDTC P0A0D-350が出力される。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 A1(IGCT) - ボデーアース IG ON 補機バッテリー電圧相当 ■ 注 意 ■コネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードを記憶するため、点検後ダイアグコードを消去する。
IG OFFにする。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
手順12 パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検(NODD内部抵抗値)
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 A12(NODD) - ボデーアース IG OFF 120 to 140 kΩ イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。
OK
SST09082-00030 □ 参 考 □直接AMD端子にAC/DC400Aプローブを取り付けるスペースがないため、バッテリーの持ち出し電源を点検する。
AC/DC400Aプローブを補機バッテリープラスラインに取り付ける。
サービスプラググリップを取り付ける。
READY ONにし、補機バッテリーに流れ込む電流値が10A以下になるまで放置する。
READY ON状態でヘッドライトHI、ブロワーモータHIおよびデフォッガONにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電流を点検する。 電流値項目 点検条件 基準値 補機バッテリーからの持ち出し電流 READY ON (ヘッドライトHI) (ブロワーモータHI) (デフォッガON) 0 A以下 (補機バッテリーからの持ち出しがない)
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 補機バッテリープラス端子 - 補機バッテリーマイナス端子 READY ON (ヘッドライトHI) (ブロワーモータHI) (デフォッガON) 13 to 15 V
IG OFFにする。
OK
リザーブタンクASSYにLowレベル以上冷却水が入っていることを確認する。
冷却水漏れがないことを点検する。 結果 結果 飛び先 水漏れなし、リザーブタンクASSYにLowレベル以上冷却水が残っている A 水漏れなし、リザーブタンクASSY内が空 B 水漏れあり C □ 参 考 □水漏れ修理および冷却水補充後、HVのアクティブテスト“ウォータポンプ”およびTCCSのアクティブテスト“電動ファン”を実施し、異常がないことを確認する。
B冷却水補充 C冷却水漏れ修理および冷却水補充
A
冷却系ホースが折れ曲がっていないか、または、閉塞していないか点検する。
NG正常な状態になおす
OK
手順16 TaSCANアクティブテスト実施(電動ファン)
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
IG ONにする。
SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。:診断/パワトレ/TCCS/アクティブテスト/電動ファン
アクティブテストを実施する。 基準クーリングファンが回転する
IG OFFにする。
OK
SST09991-70201
SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
IG ON にして、SST(TaSCAN) の画面表示に従ってフリーズフレーム データの“外気温(AMTM)”を読み取る。
フリーズフレームデータ“外気温(AMTM)”が凍結温度以下になっていないか確認する。 結果結果 飛び先 外気温(AMTM)がLLC凍結温度より高い A 外気温(AMTM)がLLC凍結温度以下 B □ 参 考 □
LLC濃度30%では-15°Cで凍結、LLC濃度50%では-35°Cで凍結する。
LLCが凍結するとLLCが循環しないためインバータASSY(コンバータツキ)内の水温が上昇し、ダイアグを検出する場合がある。
LLC凍結によりウォータポンプが回転できない場合もダイアグを検出する。
LLC凍結によりダイアグ検出した場合は、不具合が再現しないため、LLCの交換履歴およびダイアグ検出時の外気温度から凍結の有無を判断する。
IG OFFにする。
手順18 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(ジェネレータ)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
ジェネレータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。 イラスト内指示文字 *1 ジェネレータ用三相交流ケーブル
メガオームテスター(500 Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷するおそれがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 イラスト内指示文字 *1 ジェネレータケーブル非接続状態 *2 シールド線アース
ジェネレータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)に接続する。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)に取り付ける。
OK
手順19 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(モータ)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)から取りはずす。
モータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)から切り離す。 イラスト内指示文字 *1 モータ用三相交流ケーブル
メガオームテスター(500 Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 Vにセットする。500 Vより高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷するおそれがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 イラスト内指示文字 *1 モータケーブル非接続状態 *2 シールド線アース
モータケーブルをインバータASSY(コンバータツキ)に接続する。
インバータターミナルカバーをインバータASSY(コンバータツキ)に取り付ける。
手順20 パワーマネジメントコントロール コンピュータ単体点検(NODD内部抵抗)
SST09082-00030 09083-00170
パワーマネジメントコントロールコンピュータの全てのコネクターを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 A21(NODD) - C6(E1) IG OFF 120 to 140 kΩ イラスト内指示文字 *1 コネクター非接続状態 (パワーマネジメントコントロールコンピュータ)
パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
OK ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
適切な濃度のLLCと交換する。(要領は 参照)
次へ
手順22 インバータウォータポンプASSY(モータツキ)点検
走行テストを実施し、ダイアグコードが入力しないことを確認する。 結果ダイアグコードが入力しない。
OK 終了
手順23 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(ジェネレータケーブル接続状態点検)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)を取りはずす。
ジェネレータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。 基準値ボルトA:T=20 N·m {204 kgf·cm} ボルトB:T=10 N·m {102 kgf·cm} ■ 注 意 ■
ボルトAの締め付けトルクが必ず16 to 24 N·m (163 to 245 kgf·cm)の範囲に入っていること。
ボルトBの締め付けトルクが必ず8 to 12 N·m (82 to 122 kgf·cm)の範囲に入っていること。
ジェネレータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYから切り離す。
ジェネレータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。 結果結果 飛び先 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がない A 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がある B 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がない C 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がある B
ジェネレータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYに接続する。
インバータASSY(コンバータツキ)を取り付ける。
B不具合部品交換 C確実に接続する
A
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用してから作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
ジェネレータケーブルを取りはずす。
メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗 を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 V にセットする。500 V より高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 イラスト内指示文字 *1 ジェネレータケーブル (インバータASSY(コンバータツキ)側) *2 シールド線アース *3 ジェネレータケーブル (ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY側) ■ 注 意 ■三相交流ケーブルの各端子がボデーアースに接触しないように保護テープを巻く。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - U IG OFF 1 Ω未満 V - V IG OFF 1 Ω未満 W - W IG OFF 1 Ω未満 U - V IG OFF 100 MΩ以上 V - W IG OFF 100 MΩ以上 W - U IG OFF 100 MΩ以上
ジェネレータケーブルを取り付ける。
手順25 ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検(モータケーブル接続状態点検)
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
モータケーブル取り付けボルトが規定トルクで締め付けられているか、緩みおよび接触不良がないか点検する。 基準値T=10 N·m {102 kgf·cm} ■ 注 意 ■ボルトの締め付けトルクが必ず8 to 12 N·m(82 to 122 kgf·cm)の範囲に入っていること。
モータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYから切り離す。
モータケーブル取り付けボルトのアーク痕の有無を確認する。 結果結果 飛び先 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がない A 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がある B 接続に緩みおよび接触不良がある アーク痕がない C 接続に緩みおよび接触不良がない アーク痕がある B
モータケーブルをハイブリッドビークルトランスアクスルASSYに接続する。
B不具合部品交換 C確実に接続する
A
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用してから作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
モータケーブルを取りはずす。
メガオームテスター(500Vレンジ)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 ■ 注 意 ■この点検を行う際は必ずメガオームテスターを500 V にセットする。500 V より高いレンジを使用すると点検中の部品が損傷する恐れがある。抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 V - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 W - ボデーアースおよびシールド線アース IG OFF 100 MΩ以上 イラスト内指示文字 *1 モータケーブル (インバータASSY(コンバータツキ)側) *2 シールド線アース *3 モータケーブル (ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY側) ■ 注 意 ■三相交流ケーブルの各端子がボデーアースに接触しないように保護テープを巻く。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 U - U IG OFF 1 Ω未満 V - V IG OFF 1 Ω未満 W - W IG OFF 1 Ω未満 U - V IG OFF 100 MΩ以上 V - W IG OFF 100 MΩ以上 W - U IG OFF 100 MΩ以上
モータケーブルを取り付ける。
手順27 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータASSY(コンバータツキ) - エンジンルームジャンクションブロックASSY)
SST09082-00030 09083-00170 ■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
サービスプラググリップがはずれていることを確認する。 ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ON を行わない。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
IGCT No. 2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。 イラスト内指示文字 *1 エンジンルームジャンクションブロックASSY *2 IGCT No. 2ヒューズ
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター) *2 エンジンルームジャンクションブロックASSY *3 IGCT No. 2ヒューズ - - 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 A1(IGCT)または2(IGCT No. 2ヒューズ) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上
IGCT No. 2ヒューズを取り付ける。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。
OK
手順28 インバータASSY(コンバータ ツキ)交換
インバータASSY(コンバータツキ)を交換する。(要領は 参照)
次へ ヒューズ交換(IGCT NO. 2)
手順29 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータASSY(コンバータツキ) - エンジンルームジャンクションブロックASSY)
SST09082-00030 09083-00170
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
DC/DC-SヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。 イラスト内指示文字 *1 エンジンルームジャンクションブロックASSY *2 DC/DC-Sヒューズ
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター) *2 エンジンルームジャンクションブロックASSY *3 DC/DC-Sヒューズ - - 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 A11(S)または2(DC/DC-Sヒューズ) - 他の端子間およびボデーアース IG OFF 10 kΩ以上
DC/DC-Sヒューズを取り付ける。
インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを接続する。
OK
手順30 インバータASSY(コンバータ ツキ)交換
インバータASSY(コンバータツキ)を交換する。(要領は 参照)
次へ ヒューズ交換(DC/DC-S)
手順31 エンジンルームジャンクションブロックASSY点検(IGCTリレー、IGCTヒューズ、IGCT No. 2ヒューズ)
IGCTリレー、IGCTヒューズおよびIGCT No. 2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。 イラスト内指示文字 *1 エンジンルームジャンクションブロックASSY *2 IGCTヒューズ *3 IGCT No. 2ヒューズ *4 IGCTリレー
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。 抵抗値点検端子 点検条件 基準値 3(IGCTリレーホルダ) - 他の端子間およびボデーアース 常時 10 kΩ以上 5(IGCTリレーホルダ) - 他の端子間およびボデーアース 常時 10 kΩ以上 イラスト内指示文字 *1 エンジンルームジャンクションブロックASSY *2 IGCTリレー
IGCTリレー、IGCTヒューズおよびIGCT No. 2ヒューズを取り付ける。
NGエンジンルームジャンクションブロックASSY修理または交換
OK ヒューズ交換(IGCT)
手順32 ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
次へ ヒューズ交換(IGCT NO. 2)
手順33 ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
次へ ヒューズ交換(DC/DC-S)
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…