フューエルシステム KF 機能点検 タント ムーヴ アトレーワゴン

燃圧点検

1. 注意事項

■ 注 意 ■IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)

2. 燃料流出防止作業

■ 注 意 ■

  1. エンジン冷却水温が60°C以下で作業を行う。
  2. 燃料系部品取りはずし前に必ず燃料流出防止作業を行う。
  3. 燃料流出防止作業後もフューエルラインに若干残圧があるため、フューエルラインを切り離す際は布等で覆い、燃料の飛散を防ぐ。
  1. リヤシートバックを前方に倒し、デッキボードASSYをめくる。
  2. 駆動方式FF:
    1. フューエルポンプワイヤのコネクターを切り離す。
  3. 駆動方式4WD:
    1. フューエルポンプワイヤのコネクターを切り離す。
  4. エンジンを始動する。
  5. エンジンが自然に停止したあと、IG OFFにする。
  6. 再度エンジンをクランキングし、始動しないことを確認する。
    □ 参 考 □ダイアグコード“P0171/25”のリーン異常が検出される場合があるので、作業終了後は必ずダイアグコードの点検/消去を行う。(要領は参照)
  7. フューエルタンクキャップをはずし、フューエルタンク内の圧力を抜く。
  8. バッテリのマイナスターミナルを切り離す。
  9. フューエルポンプワイヤのコネクターを接続する。
  10. デッキボードASSYを取り付け、リヤシートバックを起こす。

3. 燃圧点検
  1. 燃料流出防止作業を行う。(要領は“2.燃料流出防止作業”参照)
  2. フューエルホースを切り離す。
  3. 計器を接続する。
    イラスト内指示文字 *1
    ゲージASSY
    *2
    ホースジョイント
    *3
    ホースバンド
    *4
    T 型ジョイント
    *5
    フューエルパイプ(車両側)
    *6
    ホース
    *7
    コネクターフューエルチューブ
    *8
    フューエルホース(車両側)
  4. こぼれたガソリンを布などで拭き取る。
  5. バッテリマイナスターミナルを接続する。
  6. GTSをDLC3に接続する。
  7. 画面の表示に従ってフューエルポンプを作動させて燃圧を測定する。(要領は“4.フューエルポンプ作動点検および燃料漏れ点検”参照)
    基準値289 to 299kPa{2.9 to 3.0kgf/cm2
    □ 参 考 □燃圧が高い場合は、フューエルプレッシャレギュレータを交換する。燃圧が低い場合は、フューエルホース、接続部、フューエルポンプ、フューエルフィルタおよびフューエルプレッシャレギュレータを点検する。
  8. エンジンを始動する。
  9. アイドル回転時の燃圧を測定する。
    基準値289 to 299kPa{2.9 to 3.0kgf/cm2
    □ 参 考 □基準値外の場合はフューエルポンプ、フューエルプレッシャレギュレータまたはインジェクタを点検する。
  10. バッテリマイナスターミナルを切り離した後、計器を取りはずす。
    ■ 注 意 ■ガソリンを飛散させない。
  11. フューエルホースを接続する。

4. フューエルポンプ作動点検および燃料漏れ点検

燃圧のかかった状態で燃料系統に漏れがないことを確認する。

フューエルポンプ作動点検

DLC3にGTSを接続する。

GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / アクティブテスト

画面表示に従って操作を行い、[フューエルポンプ]を選択し、フューエルポンプの作動を確認する。

燃料漏れ点検

フューエルシステム(KF(NA))    機能点検

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