DTC P0622/28 オルタネータFデューティ信号系統 タント

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴ アトレーワゴン

回路説明

車両の走行状態(エンジン負荷量)に応じて、オルタネータASSYの発電量を調整する事で、エンジン負荷を低減し燃費を向上させる。発電制御系統のオルタネータFD端子系統に異常がある場合にダイアグコードを記憶する。

ダイアグコードDTC 検出条件
診断条件
異常状態
異常期間
その他
点検部位
P0622/28IG ONまたはエンジン始動後
以下の条件が全て揃った時
条件1F-duty 0%
C端子duty 65%以上
オルタカットをしていない
条件2F-duty 100%
バッテリ電流が2 A以下
エンジン始動時
2秒以上
1トリップ
オルタネータASSY
ワイヤハーネスまたはコネクター
フューエルインジェクションコンピュータ

回路図

回路図は参照

点検手順

■ 注 意 ■キーフリーシステム装着車のフューエルインジェクションコンピュータを交換する場合は、他の車からの流用をせず、必ず新品部品を用いること。
□ 参 考 □GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

手順1GTSデータ読み取り(オルタフィールドデューティ)
  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. エンジンを始動する。
  3. GTSをONにする。
  4. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。:パワートレイン / エンジン / データモニタ / オルタフィールドデューティ
  5. エンジンを始動する。
  6. アイドリング時のデータモニタを読み取る。
    基準アイドル回転時、0%に張り付いていない
    □ 参 考 □始動時から始動後わずかの間オルタカット制御が作動する場合があり、[オルタフィールドデューティ]の値が0%となるが、これは異常ではない。

NG
手順 2 へ
OK
不具合現象シミュレーション方法へ (要領は  参照)  

手順2オルタネータASSY単体点検
  1. オルタネータASSYの単体点検を実施する。(要領は参照)

NG
オルタネータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(オルタネータASSY - フューエルインジェクションコンピュータ)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. オルタネータASSYのコネクターC18を切り離す。
  2. フューエルインジェクションコンピュータのコネクターC27を切り離す。
  3. 各端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    C18-3(FD) - C27-22(ALTI)
    常時
    1 Ω未満
    C18-3(FD)およびC27-22(ALTI) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
フューエルインジェクション コンピュータ交換 (要領は  参照)  
DTC   P0622/28   オルタネータFデューティ信号系統

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