チャージングシステム KF 点検 タント ムーヴ アトレーワゴン

チャージングシステム KF 点検 ハイゼットトラック ミライ一ス 

1. バッテリ液量点検
  1. 液量点検(メンテナンスフリーバッテリ)
    1. LOWレベル以下の場合は、バッテリ交換。
  2. 液量点検(メンテナンスフリーバッテリ以外)
    1. LOWレベル以下の場合は、バッテリ交換または、蒸留水を補充する。

2. バッテリ比重点検
  1. 各セルのバッテリ比重を点検する。
    基準値1.25 to 1.29( 液温20°C)
    □ 参 考 □基準値以下の場合は、バッテリを充電する。

3. バッテリ電圧点検
  1. サーフェイス充電分を取り除くために、IG OFF にてヘッドランプディマスイッチASSYを20 to 30 秒程度ON にする。
  2. ヘッドランプディマスイッチASSYをOFFにする。
  3. ターミナル間のバッテリ電圧を測定する。
    点検端子
    点検条件
    基準値
    バッテリプラス端子 - バッテ リマイナス端子
    液温20°C
    12.5 to 12.9V
    □ 参 考 □基準値以下の場合は、バッテリを充電する。

4. バッテリターミナル、ヒュージブルリンクおよびヒューズ点検
  1. バッテリターミナルがゆるんでいないかまたは、腐食していないか点検する。
  2. ヒュージブルリンクおよびヒューズに導通があるか点検する。

5. ベルト点検

□ 参 考 □再使用時のみ点検する。(要領は 参照)

6. オルタネータワイヤハーネス点検
  1. ワイヤハーネスに、亀裂や劣化がないか点検する。

7. オルタネータ異音
  1. エンジン始動中にオルタネータASSY から異音がしないことを確認する。

8. チャージウォーニングランプ点検
  1. エンジンを暖機し、IG OFFにする。
  2. 電気装置のスイッチを全てOFFにする。
  3. IG ON にし、チャージウォーニングランプが点灯することを確認する。
  4. エンジンを始動し、ランプが消灯することを確認する。
    □ 参 考 □ランプが上記のように作動しない場合は、チャージウォーニングランプの回路をトラブルシュートする。(要領は 参照)

9. 無負荷試験
  1. チャージング回路点検
    1. 無負荷状態でエンジン回転を2000rpmまで上げたときの バッテリ電圧を測定する。
      電圧値点検端子
      点検条件
      基準値
      B 端子 - ボデーアース
      10A 以下
      11.6 to 15.9V
      イラスト内指示文字 *1
      電流
      *2
      B 端子
      *3
      バッテリ
      *4
      オルタネータASSY

10. 負荷試験
  1. 無負荷試験の状態によりヘッドランプディマスイッチASSYをハイビームにし、ヒータブロワスイッチをHiにして、エンジン回転2000rpmにセットした状態でただちに電流値を測定する。
    電流値点検端子
    点検条件
    基準値
    B 端子 - バッテリプラス端子
    常時
    30A 以上
    イラスト内指示文字 *1
    電流
    *2
    B 端子
    *3
    バッテリ
    *4
    オルタネータASSY
    □ 参 考 □基準電流以下を示してもバッテリが完全充電状態の場合は、電流 が小さくなるので負荷を増すためワイパモータおよびリヤウィン ドウデフォッガなどを作動させて、再度測定する。

11. 充電制御システム点検

電気負荷およびバッテリの状態によってデューティ比が変化するため、一定の値が出力されない。

ワイヤハーネス点検

フューエルインジェクションコンピュータのコネクターC27を切り離す。

オルタネータASSYのコネクターC18を切り離す。

端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は 参照)

抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
C18-1(ALTC) - C27-12(ALT0)
常時
1Ω未満
C18-3(FD) - C27-22(ALTI)
C18-1(ALTC)およびC27-12(ALT0) - 他の端子間およびボデーアース
常時
10kΩ以上
C18-3(FD)およびC27-22(ALTI) - 他の端子間およびボデーアース

フューエルインジェクションコンピュータ点検

エンジンを始動し、20 to 30分暖機させる。

オシロスコープをセットし、フューエルインジェクションコンピュータのコネクターALT0端子 - E01端子間に接続する。(端子配列は 参照)

アイドル回転時のフューエルインジェクションコンピュータの出力が図のような波形になることを確認する。
オルタネータ電圧制御出力信号項目
内容
点検端子
ALTO ←→ E01
計器セット
2 V/DIV、5 ms/DIV
点検条件
暖機後、アイドル回転時
□ 参 考 □

掲載の波形は参考例であり、ノイズ、チャタリング波形などは省略してある。

電気負荷およびバッテリの状態によってデューティ比が変化するため、一定の値が出力されない。

オシロスコープをセットし、フューエルインジェクションコンピュータのコネクターALTI端子 - E01端子間に接続する。(端子配列は 参照)

アイドル回転時のフューエルインジェクションコンピュータの出力が図のような波形になることを確認する。
オルタネータF デューディ信号項目
内容
点検端子
ALTI ←→ E01
計器セット
5 V/DIV、5 ms/DIV
点検条件
暖機後、アイドル回転時
□ 参 考 □

掲載の波形は参考例であり、ノイズ、チャタリング波形などは省略してある。

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