VSCシステム VSCが作動しない(作動しにくい) タント ムーヴ

アトレ ハイゼットトラック ミライ一ス VSCシステム VSCが作動しない(作動しにくい) 

機能説明

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は、TRCまたはVSC制御時に、スリップインジケータランプを点滅させ、ドライバーにスリップの発生とシステム作動を知らせる。

フューエルインジェクションコンピュータとの通信異常および異常信号受信中は、TRCおよびVSC制御が禁止される。また、ダイアグノーシスコード出力中は、TRC、VSC制御が禁止される。

VSC OFFモード中は、コンビネーションメータASSY内のTRC OFFインジケータランプおよびVSC OFFインジケータランプが点灯し、VSCおよびTRCは作動禁止状態となる。

点検手順

手順1問診
  1. VSCが作動しなかったときのスリップインジケータランプの点灯状態を問診により確認する。
    基準点灯していた
    □ 参 考 □スリップインジケータランプ点灯(ダイアグノーシスコード出力中)時はフェイルセーフ機能によりVSCは作動しない。
  2. VSC OFFスイッチ(トラクションコントロールスイッチ)操作によりVSC OFFモードになっていなかったか確認する。
    基準VSC OFFモードになっていた
  3. VSCが作動しなかったときの車速は、15km/h以下の走行ではなかったかを問診により確認する。
    基準15km/h以下の走行であった
    □ 参 考 □車速15km/h以下ではVSCは作動しない。
  4. 車速35km/h以上で数秒間直進走行をしたかを問診により確認する。
    基準35km/h以上で数秒間の定常走行(直進)をしていない
    □ 参 考 □IG ON後、車速35km/h以上で数秒間直進走行を行わないとステアリングセンサの0点補正が終了しないため、VSCは作動しない。

NG
手順 2 へ
OK
終了 

手順2ダイアグノーシスコード確認
  1. スリップインジケータランプの点灯を確認する。
  2. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを確認する。(要領は参照)
    基準正常コード出力

NG
該当ダイアグノーシスコードへ (要領は  参照)
OK

手順3タイヤサイズ点検
  1. 指定サイズのタイヤが、装着されているか確認する。(要領は参照)
    基準指定サイズである

NG
指定サイズに戻す
OK

手順4ヨーレート センサ取り付け状態確認
  1. ヨーレートセンサの取り付け状態を点検する。
    基準正規の状態で取り付いている

NG
ヨーレートセンサを正しく取り付ける (要領は  参照)
OK
テストモード点検実施(ヨーレートセンサおよびGセンサ0点取得) (要領は  参照)  
VSCシステム    VSCが作動しない(作動しにくい)

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